天の逆鉾

宣伝用の先行映像だけが凄い日本映画の「超大作」を思い出しちゃった今週の龍馬伝。なんだか各エピソードの配置バランスが変。
そりゃ霧島登山ロケをやったんだからそこを長〜く引っ張りたいのは判るけど、内蔵太とお元の取って付けたような清いラブロマンスを描く時間をもうちょっと割り裂いて欲しかった（笑）。
代わりにやったのは妙にアニメチックなエクスカリバー物語、龍馬が天の逆鉾を引き抜いて空に差し上げた時、本気で「この場面で落雷が落ちる」んじやないのかって思っちゃいました。やりすぎじゃねーの？
それともその直後に次々と起こる「世の中上手く行かね＾」出来事の連発との落差を狙ったんだろーか？]
「坂本〜っ倒幕の決心が付かないんならこの舞台から降りろよ」って西觶どんきついなー。内蔵太もなー死ぬためにお元に告白したようなもんだし、、。
まっそれはいいんだけど、実際は天の逆鉾って坂本夫婦が楽しみながら二人で引っこ抜いたみたいで、ノリ的には史実の方が物語に艶があるような気がするんだけどな〜。
男の中の「自覚」ってあんな風にエクスカリバーしないと描けないもんだろうか。８０日間新婚旅行を二人で楽しみまくった男が歴史を動かす方が、いかにも龍馬って感じなんだけど。
ＰＳ　今回の真木よう子版お龍はかなり可愛い女に仕上がってました。それだけで４５分ＯＫって感じ。