saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

仮面ライダービルド 第25話 「アイドル覚醒」

「西郷どん」。島津斉彬ロシアンルーレットに続いて、今度は徳川慶喜暴れん坊将軍の徳田新之助扱いかよ~(笑)。
 面白くするために盛りゃ良いってもんじゃないべ、もうそのレベルだと、作り手としての品格の問題。
 見てる方が「ここはフィクション」だって判ってくれるとか思って撮ってるなら、甘え満開。
 身体を無駄になるべく動かさない方向が、生活のクオリティレベルだってんなら、WCで食事も入浴も済ませばいいんだよ。
 だけど人間、そんな事しないよなー。
 ・・・って本気で怒ってるわけじゃないです。呆れてるわけでもない。
 こういうのを制作側がシレーッと作るのは、そういう底の抜けた面白さに、反応または許容する視聴者を想定してやってるワケだからね。
 でもさ、もうこんな大河しか見たことがない世代の人は、昔、NHKって放送局が歴史大河でどんな作品を作ってたかって事は思いもよらないんだろうなー。
 「えーっ、っお父さんって昔、凄かったんだー!若かったんだー!」みたいな感じ(笑)。


 いやね、今回、こういう書き出しで始めたのは今のビルドがちょっと心配だから、「西郷どん」がアホみたいに面白いように、ビルドもその面白さは堅調ですよ。
 でもね戦兎、マスターを近所の叔父さん呼ぶみたいに、呼び出さないでよ。
 あんたが今の辛酸をなめるてるの、みんなマスターのせいでしょ。
 あんたがずっと前に、マスターをとっちめてれば、この戦争だって起こってないんだから。
 それが判ってないわけないでしょ、なんたって戦兎は天才物理学者で、気遣いも出来る出来た人間なんだからw。
 マスターもさ、なんで戦兎と和気藹々とやって「美空を苦しめるわけないでしょ、だって可愛い一人娘なんだから」とか渋く返答しちゃってるわけ?
 ってかね、一番、恐ろしいのは、こういう見え方の矛盾を、もしかしたら武藤脚本って気付いていないんじゃないか?って事なんだよね。
 気付いて書いてるなら、「西郷どん」の演出・及び脚本の視聴者舐めきった態度と同じって事なんだけど。
 ってか、ビルドの製作陣って、あそこまで悪擦れしてないと、思うんだよ。

 そう評価してるから、こういう文句を書いちゃうわけ。


 でもなー、マスターが犯してきた罪の大きさは、彼がどんな動機で、この大計画を遂行してるか知らないけれど、後で「実はこうこう、こうでした」って説明しても、絶対挽回出来ない所まで来てるの、武藤脚本、ホントに理解できてる?
 難波重工の難波会長が大ショッカーの首領みたく、三国の首相より偉そうな世界観の中での展開だからなー。
 難波チルドレンってなんだよそれW。
 ってか難波会長、もうこの時点で、日本国を裏で実効支配してるじゃん。
 あっそうか、ショッカーの目的は世界征服だっけ(笑)。

 

 今後の展開で、マスターを「納得できる悪役」にする残る手だては、マスターがもうほとんど人間じゃなくて、マスターに憑依した異星人なり異生命体状態で、地球を惑星改造してるってのしかないでしょ。
 で美空の腕輪に取り憑いてるのが、その反対勢力みたいな(笑)。
 ネビュラガス星人?みたいな、とらえ?
 で最後に、マスターに残った人間的な部分が、ネビュラガス星人気質に打ち勝って、自分が死ぬのと引き替えに戦兎達に辛勝をもたらすみたいな。
 ここまで話が来て、それ以外の展開が出来るのかなー?


 まあね、最後の最後にマスターが大モンスター化してライダー達のトリプルライダーキックで撃破する、アホみたいな大団円って方法もあるけどなー。

 

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仮面ライダービルド 第24話 「ローグと呼ばれた男」

 戦争のテーマなんかにてを出すからじゃん。とか嫌みは言いたくないけど、武藤脚本ちょっと乱調気味?
 幻徳の見た地獄って一体なんなん?
「俺は、強くなってこの国を背負う?」って、一個人の戦闘能力が上がると一国家の支配者になれる国ってどんなんやー。

 北斗の拳ラオウでもそんなんないわ(笑)。

 とにかく、幻徳の見た地獄って、カップにお湯を注いで3分待つってゆーレベル?


 それと眼鏡青年の内海君の人格ってか、キャラ変わってない?

 確かに自分を騙して狙撃さえした上司だから、無慈悲に倍返しする権利はあるけど、あの時、戦兎に見せた内海君の素顔を思うと、ここまでやるキャラかねー?

 内海の顔の歪ませ方とかね、タダの悪党でしょ?ブレ始めてきたね、武藤脚本、それとも現場裁量の過剰な演出のせいなの?


 でもやっぱ「キャラぶれ」って、多くのライダー脚本書いて来た脚本家達が、陥る迷路だね。
 話は1年もあるし、そのくせ毎年、展開スピードの速さが求められてるし、仕方ないっちゃ、仕方ないんだけど、結構今まで持ちこたえてきた武藤脚本だからなぁ、ちょっとショック。
 今度は、みーたんの番だよ。

 でもみーたんは、この日の覚醒の為に、結構、伏線張って来たよ、でもやり方によっちゃ、なんでなの?みーたん?ってならないように。

 みーたんって、ひょっとして火星の女王様なの?悪い王様のスタークとちがってちきゅうじんのみかたなの?

 まさかそんな話にはならないと思うけど、ここが踏ん張りどころだ、仮面ライダービルド!!

 「ラブ&ピース… 悪くねぇな」なんて、どこかで借りてきたような台詞で逃げてないで、他ならぬ、己が打ち立てた世界観なんだから、ぶれずに真っ直ぐに進むんだぁ(笑)。

 

 

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仮面ライダービルド 第23話 「西のファントム」

 「西のファントム」のファントムは幽霊の意味、つまり「氷室幻徳は一度死んだ」ってていう洒落なんだね(笑)。
 今回のエピソードの中盤くらいで、西のライダーの正体は幻徳くんだろうなって気がしたけど、今回で復帰しなけりゃ、武藤脚本だとめっちゃ後半の隠し球での登場しかないだろうから、至極、順当な流れでしたね。

 ってかこの登場の裏で暗躍したのは、どいうせマスターだろうから、マスターってどんなけ度量がある、否、腹黒いねん!?っていう事だよね。
 それにしても正体を現した幻徳くんが、「久しぶりだなぁ葛城ぃ」とか言った時は、かなりゾクッとしましたね。
 なーんか幻徳くんって、葛城に特別な思い入れがあるんでしょうか(笑)。

 とても一国の首相の息子とは思えない。
 ああそれを言ったらカシラだって、みーたん追っかけ過ぎ、とても兄貴分ヒーローとは思えない。
 そして武藤脚本の戦争観な、、今度は幻徳くん中心にして、アルスラーン戦記ぽいのを展開するのか?ヒルメスかよ(笑)。
 してスタークとこ、マスター、元火星宇宙飛行士の思惑はどこに、、、ネビュラガスでテラフォーミングの逆バージョンを目論んでるとか?

 だったらもう既に人間じゃないし、ってか人間だったら、もう何処にも、ここまでやる正統な理由が見つからないんで、それはそれで返って困るよな、、。

 

 

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仮面ライダービルド 第22話 「涙のビクトリー」

 映画「クローズZERO II」のラスト、滝谷源治の屋上攻めを彷彿とさせるエピでしたね。

 もうビルド、完全にクローズの世界ですよ。
 してみると山田孝之演じる芹沢多摩雄に相当するのが龍我(赤楚衛二)あたり?

 まあビルドでは、芹沢と源治の関係とは違って、龍我と戦兎は思い切りラブラブですが、なーんか美空なんか介添え役なんかさせられちゃってメチャメチャ蚊帳の外やん。


そんなに邪険にされるなら、美空だって「私はやらない…絶対に(ハザードトリガー破壊スィッチなんか)押さないから」って言うのも無理ない、違うか(笑)。
 で、勝利を手にしても暴走しまくる黒ビルドに、「調子良さそうじゃねえか、戦兎」・・千両役者登場かよ、万丈龍我!
 ここまでコテコテにやられたら、さすがに今回のエピ、理屈抜きで面白かったですよ。


 でもなー、多治見首相が東都へ総攻撃を仕掛けた隙に、西都のガーディアンが乱入って、ほんと、ビルドワールドの日本って部族間抗争やってんのかよって話ですよ。

 「私の部族の一番の戦士出す、お前の部族の戦士出せ、一対一で勝った方が、相手の言うこと聞く。」「えっ?負けた?負けても、関係ねー、アイツら喜んでる内に、総攻撃だぜ」「間抜けだねー、兵隊全部動かしちゃって、自分守るの忘れたの?西都来ちゃったよ。」「えーっ!?」ってヘボ将棋か(笑)。

 なーんか、このレベルの国家を相手にしてるようじゃ、マスターとこスタークの「壮大な計画」も大した事なさそうだな、、。

 

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仮面ライダービルド 第21話 「ハザードは止まらない」

 一見、何か凄い展開になってるみたいだけど、なーんか変だよ、武藤脚本(笑)。
 やっぱり下手に「戦争」をモチーフに持ってきたのが駄目だったのかな?
 いくらシリアスにやって見せても、実際の「戦争の理屈」って、そんなんじゃないし、それって不良学生同士の集団抗争レベルの話だよ。

 あやまってホントは友達になれた筈の好敵手を殺しちゃった主人公に「おめーっは悪くねぇ!喧嘩ってのはそ-ゆーもんだ。アイツだって、そんな事判ってるさ!だけどなぁ、アイツは俺の可愛い弟分なんだ。だから俺は、俺の熱い拳でお前をぶっ潰すbyカシラ」って、置き換えても充分すぎる程、通用するじゃん。

 それ「戦争」?
 それを何で戦争フォーマットにするの?

 「お前は戦争の現実を知らない!」みたいな事をマスターとか、カシラが言うんだけど、一番「戦争」が理解できてないのは、武藤脚本でしょ。
 そんなだから、「お互いに無益な被害を出さないために、この戦い、それぞれが代表のライダーを出して決着を付けよう」なんて超お馬鹿な事を、戦争やってる当事者の首脳が提案して、それを相手の首脳が飲んだりする設定を、平気で書いたりするんだよ。

「戦争の代理代表戦」って馬鹿なの?

 でその片一方で、ドシリアスな主人公の苦悩演出があって、もーいい加減にしなさいって話ですよ。

 

 ・・・って真面目に考えると頭に来る部分もあるけど、まあ単に、これは映画クローズの「鈴蘭男子高校VS鳳仙学園」をそれっぽく「戦争」に、置き換えただけの罪のない話と思えば、それもアリ、、、?

 でもホントにそれもアリなのかな、うーん良く分かんないや。

 だったらなんで殊更にリアルにシリアスに、話を持って行こうとするのかな?

 やっぱり、格好を付けたいだけのようにしか思えない。

「どう、俺の脚本(今度のライダー)すげーっでしょ」みたいな。 

 でも別に、戦争の本質を突きたいワケでもないでしょ。

 絵空事感をもっと出そうよ。

 

 鉄オルなんかは、その辺りの配慮をかなり考えてたみたいで、戦争孤児に焦点を当てつつ、バックグランドの「戦争」は、一将校が起こした反乱レベルに、質と量を変換して、直にやると重たくなりすぎるテーマをなんとか回避してたよな。

 要は製作サイドにそういう目配りがあるかの問題だけど、やっぱ武藤脚本はその辺はペケポンみたい。
 それとな、マスターの扱いなー。

 戦兎は今度も又、ハザードトリガーなんていうのを掴まされて、マスターの手の平の上で転がされてるんだけど、それに気がつかないのかな?

 ほんと、この展開酷い話なんだけどな。

 と言うよりも、武藤脚本は今までの展開の中で、今回の特訓はそう言う流れ上の出来事になってるって事を、自覚しながら脚本書いてるのかな?

 だって今回のエピだけ見てると、マスターって戦兎を突き放して厳しく鍛えてる、実はいい人みたいな演出になってるじゃん(笑)。
 少なくとも子供にはそう見えるんじゃない?

 

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仮面ライダービルド 第20話 「悪魔のトリガー」

 結局、フルボトルの在りかとかの情報を北都に流してる人間の正体は曖昧なまま、ってか前の19話では、この隠匿作戦を考えたのは戦兎みたいな演出だったけど、20話では幻徳の考えみたいな話になってて、それなら幻徳の方が組織が大きいから、単純に組織内に裏切り者・通報者がいる!っていう話だけで済むんだよな、、。

 でもうこの話は、これで終わりポイ?(笑)。

 設定が大きいと良いよなー、伏線をばらまいたように見せかけて、適当な食い散らかし見たいなイベント一杯書いたって文句言われないし、、それに気が向いたら、実は、、、って感じで、「逆」の展開も出来るし。

 大体、冒頭なんで戦兎とマスターが、あんな緩い会話してるわけ?

 ほんとなら戦兎あんた、マスターと出会ったら親の敵を見つけた位の食い下がり方してなきゃ変でしょ?

 なんでチャオとか言われてるわけ?

 

 でもなんだかここに来て武藤脚本、自分がなに書いてるのか判らなくなって来てるんじゃないかって、気がしてきたな、、。
 いや支離滅裂になって来たという事じゃなく、テーマに戦争入れてみたり・科学の軍事利用を入れてみたり、国防って何?みたいな話を摘んでみたりするから、それらをマトモに収束し切れてないってか、ネタにするには、でかすぎるものをネタにしてる感じ、、?

 それと最も問題なのは、端からそれは俺の主眼じゃないって思ってる事だよな、、。
 鈴蘭男子高校って、いくら荒れていても、日本の国内に安定して在るから存続できて、その中で拳に魂を込めた「男の子」達の闘いがあるわけで、そのスケール感って今の所、仮面ライダー世界も同じなんだけどなぁ。

 本気で現実世界の存亡をかけてライダーがマジの闘いに挑むってリアルな感触まで持って行けた作品は今の所ないし。

 ってかそれは「ヒーロー領域」を突き抜けた部分で描かれ、展開されうる世界だと思うよ。
 まあいいや、この辺りは脚本書く人の価値観の問題だろうしね、、、。

 

 ただ気を付けて欲しいのは、「西郷どん」三話「新しき藩主」で出てきた斉彬の父斉興に対する藩主争奪戦でのロシアンルーレットの演出な、、、、言いたいこと、やりたいことは、なーんとなく判るけど、基本的に「馬鹿なんじゃないの?」って思ってしまったわ。
 それで視聴者が凄い演出だって、、ざわついたって、ホントかよー?

 だったら両方、馬鹿でしょ。
 ビルド、まかり間違ってもあんな風にならないで欲しいなー。

 

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仮面ライダービルド 第19話 「禁断のアイテム」

 「なぜボトルのありかが判ったんだ!?」って戦兎君、、。

 武藤脚本、またまたナゾナゾネビュラガスの噴射ですかー!(笑)。

 それ、美空に浄化させてやって下さいよ、もー。

 でも今のタイミングで蘇った内海のこと考えると、「実は滝川紗羽と内海成彰は恋人同士だった」とか、実は二人は繋がっていた!みたいな話になったりして、えっ、いや、、こーゆーのってもう、どうなっても良いんだけどね(笑)。
 chikaの中ではすでにイソップ童話の狼少年化しつつある武藤脚本なので、もう全部スルーで良いス(笑)。


 ココ暫くは、犬飼貴丈・赤楚衛二武田航平主演による特撮版クローズの世界を楽しみます。

 そういう目で見ると例の三羽ガラスも、鈴蘭男子高校のヤンキーの一員みたいにみえますね(笑)。

 しかし主題歌の『Be The One』、初めから最近のライダー主題歌にしてはベストマッチチョイスだぜ!って思ってましたが、今はしみじみと、、、。

 小室哲哉さん、拡大路線で行けばまだまだイケルはず、、、、ってやっぱ、無理だったのか、、、。

 文春砲って、ホント、馬鹿なの?

 

 

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ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!