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ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

仮面ライダービルド 第21話 「ハザードは止まらない」

 一見、何か凄い展開になってるみたいだけど、なーんか変だよ、武藤脚本(笑)。
 やっぱり下手に「戦争」をモチーフに持ってきたのが駄目だったのかな?
 いくらシリアスにやって見せても、実際の「戦争の理屈」って、そんなんじゃないし、それって不良学生同士の集団抗争レベルの話だよ。

 あやまってホントは友達になれた筈の好敵手を殺しちゃった主人公に「おめーっは悪くねぇ!喧嘩ってのはそ-ゆーもんだ。アイツだって、そんな事判ってるさ!だけどなぁ、アイツは俺の可愛い弟分なんだ。だから俺は、俺の熱い拳でお前をぶっ潰すbyカシラ」って、置き換えても充分すぎる程、通用するじゃん。

 それ「戦争」?
 それを何で戦争フォーマットにするの?

 「お前は戦争の現実を知らない!」みたいな事をマスターとか、カシラが言うんだけど、一番「戦争」が理解できてないのは、武藤脚本でしょ。
 そんなだから、「お互いに無益な被害を出さないために、この戦い、それぞれが代表のライダーを出して決着を付けよう」なんて超お馬鹿な事を、戦争やってる当事者の首脳が提案して、それを相手の首脳が飲んだりする設定を、平気で書いたりするんだよ。

「戦争の代理代表戦」って馬鹿なの?

 でその片一方で、ドシリアスな主人公の苦悩演出があって、もーいい加減にしなさいって話ですよ。

 

 ・・・って真面目に考えると頭に来る部分もあるけど、まあ単に、これは映画クローズの「鈴蘭男子高校VS鳳仙学園」をそれっぽく「戦争」に、置き換えただけの罪のない話と思えば、それもアリ、、、?

 でもホントにそれもアリなのかな、うーん良く分かんないや。

 だったらなんで殊更にリアルにシリアスに、話を持って行こうとするのかな?

 やっぱり、格好を付けたいだけのようにしか思えない。

「どう、俺の脚本(今度のライダー)すげーっでしょ」みたいな。 

 でも別に、戦争の本質を突きたいワケでもないでしょ。

 絵空事感をもっと出そうよ。

 

 鉄オルなんかは、その辺りの配慮をかなり考えてたみたいで、戦争孤児に焦点を当てつつ、バックグランドの「戦争」は、一将校が起こした反乱レベルに、質と量を変換して、直にやると重たくなりすぎるテーマをなんとか回避してたよな。

 要は製作サイドにそういう目配りがあるかの問題だけど、やっぱ武藤脚本はその辺はペケポンみたい。
 それとな、マスターの扱いなー。

 戦兎は今度も又、ハザードトリガーなんていうのを掴まされて、マスターの手の平の上で転がされてるんだけど、それに気がつかないのかな?

 ほんと、この展開酷い話なんだけどな。

 と言うよりも、武藤脚本は今までの展開の中で、今回の特訓はそう言う流れ上の出来事になってるって事を、自覚しながら脚本書いてるのかな?

 だって今回のエピだけ見てると、マスターって戦兎を突き放して厳しく鍛えてる、実はいい人みたいな演出になってるじゃん(笑)。
 少なくとも子供にはそう見えるんじゃない?

 

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