SheVenom

　少しまとまった時間がとれたのでDVD三昧、、ってか本当は旅行に行きたぁ〜いんだけど自由な時間が半日分もないんだから無理だっしょ。
徳永英明のVOCALISTなんか聞きながら紅葉の始まる中山道を、、お疲れモードで居眠り運転、駄目駄目（笑）。
　テレビを付けたら> IKKOさん顔負けのよーくお手入れの行き届いたブロンズ生脚を綺麗な手がマッサージ、え〜っエロDVD入れ忘れてた？と思ったら「もんで改善　むくみ」のテロップ、なんとＮＨＫじゃん。　
　で、観たのは本命の『スパイダーマン３』と、オマケの『300＜スリーハンドレッド＞』、300はねぇ、、、最初、意外と拾いモノかもと思ったけど見終わってから、これってムッチャ差別的な映画やなのぉーと、下手すると米帝映画どころかナチズム？とか思ったぐらいだから（笑）。
『シン・シティ』ならグッジョブなのに、、。
　スパイダーマン３は良い意味でも悪い意味でも、相変わらずでした。サム・ライミ監督、親近感覚えるなぁ。
　300なんかと見比べると、、映画って監督の意思やら作家性が凄く反映するのがよく判るよね。
それにちらっと蝦頭でも触れたけど３ってミチミチギシギシ全身拘束特殊服ボンデージなのが良かったし（笑）。
　ベノムですよベノム、３の宣伝が出回っていた頃、黒いスパイダーマンスーツってムッチャ格好いいって思ってたんだけど、なる程、あーゆー仕掛けだったんだねー。
　まるで強植装甲ガイバーやん（ガイバー、まだ連載してるのん？）ってかchikaのSF女装小説にはこの手のギアは山ほど登場するけどね（笑）。
　実際、強制装着変身（笑）ベノムは、アメコミではSheVenomという女性版ベノムとして、代替わり含めて３人もいるそうです。
　寄生する方が宿主の精神を乗っ取るってゆーのはよくあるパターンなんだけど、ベノムの場合は「自分を捨てた宿主のスパイディに対する恨み」が、後の行動原理になってるってゆーあたりがユニークですよね。
　アメコミヒーロー達が等身大の小さな人間的悩みに囚われ初めてから、その相手役の「悪党共」も人間くさくなったってことなんだけど、アメリカ文化でこーゆー方向性がまだ生き残ってるってのは安心出来ますよね。
　まあ、そうは言ってもスパイディのコスチュームの色は赤と青で、彼がビュンと飛んでくる先には必ず星条旗があるんだけど。
　それでも奇形の悪の軍団は「アジア圏」で、自由の為に死ぬ美しき最強軍団はヨーロピアンみたいな300より、ずっとましかも。