saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

さわやか・絶妙・塩梅

今回の清盛・「兎丸無念」、演出の勝ち、って所か。
肝心の兎丸と清盛の確執については、なーんか未消化のままなんだけど、松ケンの仁王顔とかで、あれよあれよと言うまま力技の演出で押し切られたって感じ。
所で主人公の吹っ切れなさが、いつまで経っても続いて、精神的に成熟してからも時々、若い頃の戸惑いみたいなのがひょっこり顔を出すってパターンは先の「龍馬伝」でもよくあったけど、「平清盛」でもそうだね。
清盛君、兎丸に問い詰められた辺りは、とっくの昔に克服してるはずだし、言い返すことも事後策を上手く練る老練さも身についている筈段だけどなー、やってる事は若き日の自分たちの姿を懐かしんで「チクショーなんでこうなっちまたんだよー、だけどオレはやるしかないんだよ、やるしか、、ううっ兎丸、、」って感じでしょ(笑)。
でも、誰とは言わないけれど、「この脚本であの演出」だと、今回みたいな「清盛」って完全に少女漫画になってる筈のに、演出が凄いと力で押し流すことが「出来ちゃう」んだねー。
冒頭の牛若丸と弁慶の対決なんて、いい意味で全体の「抜き所」になってて、平成仮面ライダーの黄金期を見てるみたいってか、オトコノコ軍団に取り囲まれた牛若丸とイマジン弁慶の下りとか、牛若丸が弁慶にダッコされて両足跳ね上げてキャッとするシーンなんかの「萌え」も、取り混ぜてちゃんと計算して挿入するのも忘れてないしなー。

演出で変わると言えば、仮面ライダーウィザードも脚本はびっくりする程、オーソドックスなんだけど、地下での戦闘シーンは、ちょっとゾクッとして、全体のバランスがさわやかでしたね。
ウィザードの属性が「土」に変わってて「力」中心のアクションだってゆーのがさりげなく伝わってくるし、狭い地下空間でのスロー気味に撮影された蹴り蹴り!とか。
心なしか、今回の「きれいな花には」では物語パートはサクッっとやって、バトルに時間配分をかけました、、みたいなのも、さりげに伝わってくるしさ。
こーゆーのっていいなぁ。なんだか、今まで、制作側の意図が「これでもか・これでもか」ってのが多すぎたし。
あれって視聴者が「もうあきたよ〜」って思い始めたらウザイだけだから。

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