欲望大伝奇物語

今日のオーズはまるで劇場版の中盤ハイライトみたいな感じでした。
でもアンク本体と腕アンクそしてオーズの三者の関係が、まだはっきり理解できていない、、、たぶんこれはchikaだけだろうけど。
この混乱の原因は基本的に、800年前のオーズも「グリード封印の為に立ち上がった善なる勇者」みたいな思いこみがchikaの中にあるからなんだろうけど、確かによく思い出してみると「先代オーズ＝善なる者」という具体的な描写や言及は番組内ではなかったなと。
でも先代オーズも欲の固まりで、そのオーズを支援してあわよくばって考えたのがアンクでって過去を考えると、これはとんでもない欲望大伝奇物語やん（笑）。
それで鴻上会長は、いわば先代オーズの現代版のような人物なわけで、対する反「欲望」勢力は映司を中心に後藤ちゃんとか今のところギリギリ競って均衡を保ってるって状況設定なのかなぁ。

まあ初代仮面ライダーがショッカーによる人間世界征服用怪人だったって事を考えると、実に伝統をふまえた映司オーズのありようなんだけれどね。
しかし「アンクの意志は封印された方のコアメダルにあったため、アンクは残った体はメダルに分解」した筈なのに、本体アンクは未発達ながらも意志ある存在として動き回ってるのがよく判らない部分。
鴻上会長が目覚めさせたって説明なんだけど、意志がなければ目覚めようがないわけだし、、本体アンクって、復元したいという衝動だけで動いている原生動物みたいな存在と捉えるのが正しいのかな？それを演出上で「幼さ」って事で表してるのかしら？

でこの二人が再融合しても完全に元のアンクにはなれないってゆーのも冷凍食品を解凍してからもう一度凍らせても元の冷凍食品としての機能を果たせないみたいな考えをベースにしてるのかな。
そこんところを「本体アンクと腕アンクの乗っ取り合い」みたいな図式で簡素化して展開しようとしてるのか。うーん。かなり今、独自な脳内補完してるぞ、オレ（笑）。

微妙と言えばドクター真木と「黒姉」、「白姉」の関係。
まあこちらの方は、小林脚本の事だから、ちゃんと判りやすくその内説明してくれると思うので、あまり心配してない。（電王の時もタイムパラドクス絡みの説明はちゃんとしてなかったけど、人間関係については懇切丁寧に描いてたからね）
暫くは、今日の知世子を追い返すドクターの「帰って！」みたいなのを楽しませて貰えそうだし（笑)。
しかしドクター真木＆キヨとカザリそしてチビアンクのそろい踏み後ろ姿はまるでアダムスファミリーみたいでしたなー。