saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

小林靖子のちょっといい話

今日の仮面ライダーオーズには二つばかり、「小林靖子のちょっといい話」みたいな内容が詰まってましたね。

一つ
「メダルの奪い合いなんて無意味ですよ。」
「ああ無意味だ馬鹿げてる。」
「だが何もないのに戦っている方がオレには不気味に思えるがね。」
 考えた事もないような部分を指摘されてはっと驚く映司。
勿論、映司には目の前で困っている人間には無条件で手をさしのべるというポリシーがあるんだけど、そのポリシーと「1億円稼ぐ」という具体的な目標の為に動く伊達のエネルギーとが並び立ってしまうのは何故か、、。みたいな。
二つ
 伊達の梨恵に対するアドバイス「欲望を果たすのに他人の手は借りない、そして自分を泣かせることはしない」が、前振りになっていて、本命は映司への「あんたは自分を泣かすタイプだから」の台詞へ。確かに今のところ映司は「自分を泣かせるタイプ」だよね。

伊達を通じて実にさりげなく「映司、お前は何者だ?」と言う問い。
まあ大仰に言い換えれば「現代のヒーローって何?」みたいな問いでもあるんだけど、これに対して確たる答えを出さないで、「転がる」んじゃなくて「流れていく」映司を追っていく話の展開が実に小林脚本(笑)。

その他、TV的見所も満載でしたね。
アンクも呆れる「恋愛音痴」の映司、実際、ルックス的にも気質的にも映司がもてないわけないんだけどネ。
そこをあえて外してこの鈍感振り・・ソレで逆に更なる好感度アップを狙っているのか(なんとなく龍馬伝の福山龍馬のモテぶりを想起)?
みたいな事を考えてニヤニヤしてたら二度目の伊達に対する映司の「恋愛音痴告白」は、伊達にタコちゃん追跡装置を取り付ける為の演技だったり、、ホント、旨いわ小林脚本、話の展開が。
それと伊達が集めたセルメダルをミルク缶から猫ばばしようとするアンク、これ最高!!

問題は後藤君だね。彼は彼で小林脚本の「プライドについてのちょっと良い話」を提起してくれる素敵な素材なんだけど、どうも、今日の彼への演出見てたら弄られ役に転落しそうな予感が、、。
脚本の展開しやすさから考えると、伊達の次にバースを装着するのは彼ってゆーのが順当だし、伊達ってゆーキャラは「眩しさ」命だから長い間、話に絡めておくのは難しい筈なんだけどね。
さてこの辺り小林脚本どんな展開をするんだろう。

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!