saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

舎湯

saienji2006-03-27

(昨日までいた)平湯川沿いに湧く湯を利用した福地温泉は、奥飛騨温泉郷の中でも規模がもっとも小さくいわゆる「秘湯」ぽい情緒を残している温泉地。
逆に言えば「ちょっとお洒落」な喫茶店も小物販売店もない場所。穂高の山々を仰ぎ見る谷間の道沿いににあまり大きくない和風旅館が道沿いに並ぶ。
はやりの「おこもり宿」には、ピッタリの場所。(でもchikaの不倫アンテナにピピピと来たカップルは以外と少なかったぞ、熟年夫婦比率が六割強とみた)

chikaが相方と泊まった旅館の近くには「舎湯(やどりゆ)」という足湯があって、chikaはここで初めて本格的な足湯体験をした。
「どこの宿の客人も、福地温泉の客人。福地温泉全体でもてなすもの」というコンセプトの元、宿の当主が集まって温泉の宿泊客なら誰でも利用できる村共有の足湯施設を作ることにしたらしい。
築300年になる古い民家を移築してきたもので、中には大きな囲炉裏と、源泉を利用した足湯がある。足湯は案外深く、膝下数センチのところまで温泉に浸かる。
10人が窓向きに並んで座れる構造、正面の窓からは天気が良ければ穂高の山々を見ることができて景色を楽しみながらぼんやりと出来る。冬場でも十分も足を浸けていれば背中からほっこりと暖まってきてやがて汗がでる。
人生、無為無策でぼーっと生きるのもいいなぁトカ思う一時でもある。

無為無策の生き方の逆の人々が多く登場するのがNHK大河の「巧妙が辻」。彼らの疾風怒濤の人生を、それなりに手堅い生活姿勢を貫きながら夫婦でなんとか凌いでいる山内ファミリーの視点で語るのがこのドラマの基本構造(?)
chikaは色々な意味で舘ひろしの織田信長が好き、だって織田信長の極悪非道振りを描く時は大体、別に主役がいて信長が添え物程度の扱いが多いし。
昨日の足利義昭の元に迫ってきた舘ひろしの信長ってなかなかぞくっとしましたよん。もっとも三谷幸喜氏の将軍義昭のジタバタだだっ子ぶりもチャーミングでしたが(笑)。

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!