慶喜の誤算 空の向こう側

アニメ「進撃の巨人」公式サイトによると、エレンの性格は「強い気持ちを持ち、その正確は猪突猛進」とあるけど、少なくとも第６回までの放映内容を見ている限り、「これって緊張型じゃん」と思わず思った程、エレンってほぼ精神的には病的なものがあるなと。
でエレンがミカサを救出する場面でこの診断は決定的に！でもトム・ロブ・スミスの「チャイルド44」じゃあるまいし、、あそこまでするか・・ってゆーより出来るか？（正確には出来ることにするか？）って疑問の方が大きいなぁ。
そしてミカサは最初、エヴァでのシンジに対するアスカのネガタイプかと思ったけど、ミカサの過去が６回目のエピソードで明かされて、うーん、これはアスカとゆーよりはアヤナミだなぁ、、しかも、、男の子にはもっとも都合のいい（笑）、とかの印象を受けたよ。
でもいかにも女の子だったミカサが、生死の境目でドカーンと覚醒するシーンは、自分の中でどう評価付けたらいいのか未だに判らないのよね。
「私は既にこの残酷な世界に生きていたんだ」・・飛びます飛びます・・ジローさんだよなぁ、、。
で、倒れ行く仲間達を見て手も足も出ずただび、びっているアルミン、、劇中では激しく自己嫌悪に陥ってるんだけど、この子が一番、まともと言えばまともかなぁ。

ってな感じで「進撃の巨人」における主要登場人物のキャラが一応出そろったワケだけど、上に書いたような事は、小林靖子女史のことだから十分承知した上で、駒運びってかキャラ運びなんだろうね。
お陰で人の「生き死に」が大音響でメタルロック（笑）。
このロックの視覚的主旋律は大きくてグロな「白目」と、ブシューっ！の立体機動装置だけどね。
それにしても超硬質スチールは何度見ても巨大なカッターナイフだよな。カッターナイフって自傷のメインアイテムだし、普通に見てても「これって切れそう」ってピリピリするもんな、これ考えた原作の漫画の人、エライ！！

うーんとなんだか延々と「進撃の巨人」についての感想を書いてしまいそうだけど、元からプププの基本は「仮面ライダーウィザード」と「八重の桜」なんだよね（笑）。
って事で、軌道修正。
仮面ライダーウィザードは35回に入って「空の向こう側」。
つまりソラのその後ってことなんだけど、その驚愕の正体は、、「僕は人間の頃から殺人鬼、ファントムになってもそれはかわんないよー、つまり僕は人間、ソラだって事さー！！」ってあんた、、、。
確かに予想はしてませんでしたよ。
でもこの驚愕は果てしなく脱力モンだべなー、、そりゃあるよ確率的にはな、ゲートが殺人鬼だったという確率も、さらにファントムに乗っ取られずに人間であり続ける確率もさ。
だけど、今、こんな要素を、この物語に組み入れる必然性ってどこにあるんだい？この展開で晴人の今後を変えるような彼の内証的な戸惑いがあったっけ？
まあ、次回があるし、今までにも何回か伏線をそれなりに回収してきたら、もしかしたら、あの「平清盛」みたいに、数話たってからあのエピソードにはこんな意味があったんだぁ、、みたいな「マスター、とりあえずコーラ炭酸抜きで！！」みたいな、、、あるかなぁ、、。
今度はコヨミが「謎」のターゲットになってるし、、まっ、いいよ。暫く様子見って事で。

で「八重の桜」の方は、西郷ドンも知らないうちに西洋風髪型になっちゃって（笑）。
なんかこの時代の時代の先端を行く男達って、実際、ヘヤースタイルなんかもこんな風に、西洋文化を取り入れながら、さりげに結構自由に変えて行っちゃうのかもなー。
マジでそんな感じの説得力のある脚本なんだよな。
多分、これが龍馬・ザ・ヒーローの話だと「何、格好つけてんだよ。え？着物に長靴、、かっ格好いいー！」みたいな感じにしか終始しないんだけどね。
ねえ、皆の衆、「たった一人の男の熱い思いが時代を変えた」ってゆーロマンもそりゃ楽しいよ、、でも実際、そんなことあるわけねーじゃん。
そこには避けきれない時代の状況情勢の中で色んな陰謀とか思惑とか様々な人間達が入り乱れて、こうドワーッと、あるいは知らない内に時代が変わっていくわけでしょ。
王政復古を宣言する、あの岩倉具視(小堺一機)の得意げに広がった鼻の穴、、って違うか。
「八重の桜」ってそう言う視点で見たら、かなり良い線行ってる大河ドラマだと思うよ。
正直言って、この「八重の桜」が幕末期のあれやこれやが一番よく判る話だとおもうよ。
今まで良く判らなかったのは「龍馬・ザ・ヒーロー」の視点が強すぎるからなんだよ。
でもなー、、みんなが娯楽として望む物は「龍馬・ザ・ヒーロー」だからなぁ、その辺りが視聴率との兼ね合いになって来るのかな。
まあこれから八重がいよいよ鉄砲担いでジャンヌダルクやし、「嗚呼、白虎隊」の世界からちょっとは視聴率とやらも回復する、、筈？
chika的には今のままで全然、問題ないんだけどね。