saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

「強い政治家」

ビートたけしが「東京湾に原発作っちゃえば?」と言った言葉がまたまた反響を呼んでいるらしい。たけしらしいジャブだなぁと思いつつも、この話、沖縄の基地問題にも共通するなと思った。
そこで起こっている「問題」は他人事で済ませているのに、実は「そこ」から自分が恩恵を受けているとゆーふざけた話で、基地問題で起こったある局面、つまり移転先を国内分散という案が出た時には、全国の都道府県は殆ど手を挙げなかった。
ここで「大阪で受け入れます」と手を挙げて気を吐いたのが橋下府知事だ。
これがパフォーマンスであったかなかったかは、別にして、沖縄が置かれた状況を考えると、日本が取れれる一つの可能性として、橋下府知事の挙手は正に「正義」なのである。
あの時は「沖縄の痛みを分かち合うという趣旨は理解できるが、現実として基地を受け入れる住民・地域がどこにあります?」という本音が圧倒的多数で、橋下府知事の方が極論・暴論を言う暴れん坊のように見えたが、状況から出てきた「痛みをどう分かち合う」という問いに対しての答としては、これ以外のものがあるはずがない(実際にはこの「問いかけ」をした方、自体が迷走してた訳だが)。
あの時、あの局面ではイエスかノーしかなかったはずだ。「受け入れませんが沖縄は支援しています」とゆーのは言い逃れでしかない。
橋下府知事が現在も少なからぬ支持を得続けているのは、実は、この「大阪が」と手を挙げる「正義」にあるのではないかと思うことがある。
現実的ではないし、パフォーマンスじみてもみえるし、過激でもあるが、正に正論なのである。まあまあで済まさない。
これを大衆は実は求めているのではないか。口では色々な批判も浴びているのだろうが、結局、その部分で橋下府知事は、大衆から信頼を勝ち取っているというか、政治家の現在進行中の問題解決能力についてはそんな部分でしか、評価点を大衆は持ち得ないのだ。
結果は後で評価としてついてくる。その時々に「これが正しい」と思う道を突き進む。
実に単純な事だが、何故か、日本のリーダーと呼ばれる多くの人間達はこれをしない。演技であったとしてもこれをしない。しても底が浅い。
しない事がその道のプロの証のような顔をする。が実は大衆はこれに膿み飽きている。
刺激を求めてというより、そういった玄人の技の中に、数々の欺瞞を感じ取り始めているという事だろう。
かと言って我が儘な大衆が「正論」を総て受け入れるのかと言えばそうでもない。その危ういバランスをとりながら突き進んでいくのが「強い政治家」という事なのだろう。
ただし「強い政治家」が歩いた道の後に何が残るのか?それをどう評価するのか?これはこれで別の問題になる。
だから選挙がある。任期がある。この時点で総合的な評価を与えるから、「強い政治家」の質を高められるのだと思う。
だから「強い政治家」を大衆が選挙を通じて適正な評価も与えずに野放しにすると「野良犬」になっちゃうんだって。

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