saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

風評被害は何故止まらない。

風評被害は何故止まらない。
お偉い政治家さんが「ほらご覧なさい、私も食べてるでしょ」と、風評被害が立ち始めた食品なんかを頬張っている姿が、昔からよく見受けられたけれど、その後、その風評被害が一気に沈静化したという話を聞いた事がない。
風評被害は何故止まらないのだろう?だれかそのメカニズムを解き明かした人はいるのだろうか。
先の政治家のパフォーマンスは、己の権威によって風評を打ち消そうとする試みなのだろうが、その人物自体の権威パワーが風評に打ち勝つ程充分でない限り、茫漠とした風評にはなんの役にも立たないであろう事くらいは容易に想像できる。
逆に同じ風評でも「あの有名な○○さんが絶賛したんだって」というモノになると、実物に実力がなくても高い評価が付けられたりする。これは風評による利益ってことなんだろうか。
風評被害のパワーの源の一つは不安感だろう。
例えば、風評被害にあった食品が○○県にあって、実は自分の実家が○○県でその食品を作っているという人物がここにいたなら、彼はその風評に「何を根も葉もない事を」と激怒するはずだろう。
でも、この同じ人物が、違う風評被害の対象となった食品を、なんの躊躇いもなく口にするのか?と言えば、、、どうだろう?疑問の湧くところだ。
「彼」の物事に対する判断基準や、彼の不安を払拭するにたる信頼性とは一体何処にあるのか?
どこかの誰かさんみたいに「人間だもの」なんて構えていられない直接的な生死に関わる状況が今、生まれつつある。

chikaは色んな不安要素が重なっている選択を迫られるときは、「結局は人を信用するしかない」と思い定める事にしている。
どんな事にだって相手に騙されるかも知れないリスクは当然あるけれど、自分の及ぶ理解・判断で取捨選択し、そこまで辿り付いた「相手」だったらもうその人物を信用するしかない。
そこでさえ尚かつ不安のまま揺れて動いていたら、他人から見捨てられ自分自身も救えなくなってしまう。これは善とかの概念じゃなくて一種の「覚悟」。ちょっと大袈裟?(笑)。
福島第1原発事故から端を発して、放射線への恐れの為、該当地域へ救援物資が届かない問題、「政府の姿勢」のせいと言われているけど、現在の情報量を考えたら、「違う」と思うよ。
少なくとも運転免許を取れる人間なら、現在得られる情報で、判断が出来ないって事はないはず。
まあ「政府」や「東電」が本当の事を言ってるのか?ってゆー不安はあるけどね。
でもそこまで考えたら切りがないじゃない。そこまで不安になって目の前で困ってる人を裏切ったら駄目なんじゃない?

放射線恐れ救援物資届かず 福島県が国に支援要請

 福島第1原発(福島県双葉町、大熊町)で事故が相次いでいることを受け、東日本大震災の救援物資を輸送する業者が放射線による運転手の健康被害を恐れ、福島県内への輸送を拒否するケースが出始めていることが16日、分かった。

 県災害対策本部が明らかにした。同県は風評被害で物資到着が滞り、住民生活の維持が困難になっているとして、国に支援を求めている。

 同本部によると、同県三春町は原発から30キロ以上離れていて避難や屋内退避の圏外なのに、業者が同町の直前で引き返すケースがあったという。

 三春町災害対策本部の担当者は「首都圏でガソリンを満載したタンクローリーが隣の郡山市までは来ているが、三春町には入って来ない」と訴える。町は8カ所に避難所を設置している。

 一部地区が原発から20〜30キロの屋内退避圏内になっているいわき市でも、同様の問題が起きた。県は市内への物流が茨城県日立市で止まり、ガソリンや食料、医薬品の確保が困難になっているとしている。

ところで上野動物園、パンダのセンセン・カクカクの公開を延期したらしい。心配すんな、パンダ見たかったら関西にはパンダぐらいなんぼでもおるで〜。そやけど喜ぶ子ども達の顔見たくてレンタルしたんちゃうん?延期って何に義理立てしてるん?電気節約?そんなんして被災地の人らが元気になると思えへんけど!!「欲しがりません!勝つまでは!」ムード、それはちょっとちゃうやろ。支援する方の元気がなくなるような事、いつまでもしとったらあかんで!!わしらは今、被災者の人らから自分らの仕事や生活の大切さを逆照射してもろとるんや。バリバリ仕事して、バリバリ泣いて笑ろうて生活営んで、そこから生み出したエネルギーを被災地にたんとお返しするんや。

・・・・まるきし、おーさかのおっちゃんモードでゴメンくさい。西日本にいるというか「電気」の事になるとどーも想像力が働かないので。
chikaの身近な人で旦那にガンが見つかって、とっても不安なんだけど「自分も一緒になってどんどんまいって行ったら、二人共倒れになっちゃうから、それは止めようって。旦那はそれが気にくわないみたいだけど、二人の生活守っていかなくちゃならないし。」って感じで気丈に頑張ってる人がいてね。
なんだか今のニッポンもって感じだから。

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