saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

バンジージャンプみたいな

バンジージャンプみたいな刑事ドラマだぁ、、と改めて思ったのが「悪党〜重犯罪捜査班」第4回目。
勿論、バンジーは「超えてはならない一線をとうの昔に超えてしまって地面に激突する寸前」で、非合法刑事達がゴムの力で「上(正義の味方)」に戻ってくるあの感じ。
この快感、一度気持ちいいと感じたら結構病み付きになるかも。 今の所、ゴムが切れそうになってるのが鈴木浩介演じる(最近演技が落ち着いてきて良い感じ)柴田安春。
そして毎回、抜群の伸縮率を見せるのが当然のことながら主役の富樫。
このエピソードの最終シーンなんかでは村越の復讐相手の大倉に、非情の銃口を突きつけながら、最終的に村越の苦悩を開放してやるといった超離れ業を見せてる。
しかも事が終わった後で、里中が「村越があなたを止めていなければ、あなたは大倉を撃っていたのか?」という問いかけに対して富樫にその答えを用意させていない所が上手い。
視聴者は、この富樫ならやっぱり撃ってるんじゃないかとか(取り調べ中に、幾ら頭に来たからって拳銃抜き出したらアカンヤロ、、それって性格の問題ちゃうで)、いややっぱり私刑はしないだろとか、色々考えるわけだ。
この「どっちやねん?」引っ張りはかなり多用されてるみたいで、刑事課長の石黒孝雄はどれくらい切れ者なのかとか、県警警務部長前島のその時々に変わる思惑だとか、、更に更に今回のラストシーンでは前島と富樫の金銭授与込みの密談ありだったりしてもう大変ですから(笑)。
でもこの「どっちやねん?」とバンジージャンプだけ見てる分には面白いんだけど、時々急に「人情刑事」パターンの思い切り累計的な台詞がバゴーンって感じで出てくるのはちょっと引くなぁ、、例えば村越の「やめてくれ!ここまで生きてこられたのは、自分の気持ちをわかってくれたあんた(富樫)がいたからだ。亮介のためにも刑事を続けて欲しい。そいつを殺しても亮介は帰って来ない…。」とか。

PS 大倉を演じてた武田航平君、最初、妙に「ライト」な感じでアレ?って感じだったけど、本性を現す後半から、さすがに紅音也紅、いいねぇ〜、「この感じこの感じ」ってカンジ(笑)。
武田航平君の「ワル」ぶりってなーんかSMAPの中居君に共通するとこあるよね。清潔なは虫類みたいな。
あっそうそうワルと言えば前島隆造役の村上弘明さんが、ビミョーに深い演技だ。
この人も端正なハンサムだからそこんとこ「崩す」と、すごーくいやぁーなカンジが出るんだよね。
特にもの喰ってるシーンだとか。
富樫との会席の場面で、自分が料理の上に投げ渡した札束を、汚れた一枚だけ抜き取って「丸めてポイ」した富樫にぶちキレながら、ガマンの子で「犬食べ」する前島とか。この怪演もっと話題に上ってもいいと思うんだけどな〜。

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!