saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

不気味間抜け

前回「正義を巡って」のテーマを展開した仮面ライダーオーズの後半パートです。
期待に反して、そつなくやんわりとこぢんまり収束しましたぁ(笑)。
(なんだか現在、脚本書く人たちってみーんな村上春樹に影響されてるのかな。それか古いところで西川きよし師匠の「小さな事からコツコツと」思想か?)
でも文句言っちゃいけないんだろーなー。これで終わりの単発ドラマならビターエンドも可能だけど、これから先ドラマはずーっと続いていくワケだし、後藤君のスタンスだとか映司のスタンスだとかそんなに変えたり揺さぶったり出来んわけだし。
でもやっぱ脚本が替わるとビミョーにアンクとか映司の人物像が変化するのが面白い。
映司はあんなに他人に対して説得口調で語るひとだっけ?とか、(まあ基本フォーマットからそれほど大きなズレはなかったけど)、アンクがかなり「クセはあるけどいい奴」になってたり。
けど子供の為にコアメダルを譲ろうとした映司に「コアメダルは俺にとっての命なんだぞ」って吠えたアンクって、完全に映司の彼女化してたよー。「映司!あたしとあのことどっちがだいじなのっ!」って(笑)。もう完全に映司が自分の側にいるって思いこんでる。
で映司は映司の方で易々とコアを渡すつもりはなく細工を仕掛けてるんだけど、アンクはそーゆーのに気がつかないから、投げられたコアに飛びついちゃって、二人の思惑は両方とも失敗。これも男と女によくあるケンカパターン(笑)。
そんな二人を馬鹿にしてた所までのウヴァは、今回なかなかいいところまで漕ぎ着けたんだけどなー。
結局、伊達バースのドリル攻撃を甘く見て、せっかくせしめたコアメダルをアンクに取り戻されちゃったりして、やっぱ「ウヴァ」だぁ。違う脚本の人にまでこんな風に描かれるなんて、「ウヴァ」キャラもー、確定だね。
でもウヴァが隆少年を褒めて笑うシーンなんて、チンピラがいやいや子供の頭を撫でてる感じが凄く出てて、見てる方が、なんだかいてもたってもいられない感じがス・テ・キ(笑)。
まあ敢えてネーミングすると「不気味間抜け」?これって得難いキャラなんじゃない。
本の中で描こうと思ってて出てこないキャラだよ。本で書いて役者さんの風貌があって現場の演出があって、そーゆーのが色々絡まり合って自然に発酵してくるキャラだよなー(笑)。
あとバッタヤミーとウヴァを追いかけるバース達のカーチェイスシーンは、映画『G.I.ジョー』のパワードスーツでの敵追跡シーンを反転させたみたいで面白かった。
しっかし伊達さんってホント自由人だねー。一億稼ぐ以外の事なら、後藤ちゃんにもアンクにも協力しちゃうし、ちゃっかりバースバスターをもう一台、真木からせしめちゃうしさ。
この伊達さんと映司の過去との接点が、あまり陰惨なのものでないように願いますよ、ホント、「ウヴァ」に並ぶ捨てがたいキャラなんだから。

PS コーヒー淹れながら海賊戦隊ゴーカイジャーのラスト辺りをチラッと見てたんだけど、なんだか面白そう・・前のがあんなのだったから対比効果でより強烈にギラギラして見えるのかも知れないけど、戦隊シリーズの場合、この際、ディケイドぐらいはっちゃけた方がいいかもよ。それにしても赤の子、香取慎吾君のとーい親戚?

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