saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

ドミナとしての力

昨日の「功名が辻」、、茶々(永作博美)と三成(中村橋之助)の道ならぬ忍ぶ恋のシーンだとかはあったものの、秀吉の寝所進入も含めて総じて淡泊な描写。
「猿ッ!!」「クゥーン。茶々様ぁ」が鮮やかだった秀吉と茶々の衝撃SM的出会いを、しっかと受け止めたchikaからするとかなり物足りない仕上がり。
だけど茶々が連発してた「秀吉が天下を盗りに来た」の台詞は、なかなかのものでしたね。
短い期間とはいえ、一挙に天下統一を成し遂げた「織田信長」という名ブランドをどうしても超えられない秀吉が、最後に狙う「天下」とは、織田血筋を引く「自分」だという事を、茶々が自覚してるあたりがいい。
その自覚があるから、それ程、美女でもナイスボディでもない茶々が秀吉に対して「女王様」たりえるわけで、この辺、勉強になるわぁ(笑)。
・・もっともあまりブスだと、この公式もなりたたなかったのかも知れないけど。
そういう意味で「家康の花嫁」の回で西田・家康が旭姫に「特に目が可愛い」とか、おべんちゃらをかましてたシーンが番組として対比的に生きてますね。
「金と良い女は権力に集まる」ってのは昔からの習いですね。

でも男と女のSM関係って面白いね。こう言う関係にもリズムがあって、いつもいつも女王様が強いとは限らないわけで、立場の完全な逆転はあり得ないものの、関係性の強弱は出てくるのね。
例えば今回の秀吉寝所進入では茶々が三成の薦めもあって「一旦、秀吉を受け入れる」心づもりが出来ているから、ドミナとしての力が弱まって見えるし。
ここら辺りの塩梅もよい「復習」になりました。まあchikaには男の子どもを身ごもって、その子どもで男を完全に操縦するなんて空恐ろしいことは肉体上無理ですが(笑)。

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