saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

日生

saienji2006-01-21

車の性能が向上すると、運転に必要なドライビングテクニックの個人差をどんどん縮めていく事になるから、結局、車の動きとしては、技能以外の要素、つまり個人の「性格」や、悪くすると「欠陥」だけがクローズアップされる事になる。
極端な話、昔の車と比べれば、今の車はいくらでも早く走り、安全に曲がれ止まれるのだから、無茶のやりほうだい、つまり単なる蛮勇が、テクニックや勇気にすりかわったりする。まあ、これは車に限った事ではなく、総ての工業技術や科学の進歩とそれを操作する人間に共通する話で、進歩が人間を原始的な生き物へと退化させていくわけである。
・・・なんちて、大阪の片田舎から岡山県の日生まで2時間で行ってしまったオカマが偉そうに書くことじゃないけど、マジでそう思う。

で日生へはカキオコ、グルメツアーだった。今日は太平洋側も積雪が予想されていた日で、日生行きは半分諦めていたんだけれど、、降雪は関東より北になったようだ。
日生駅前の有料駐車場に車を止めるも、管理者不在、、、まあ田舎の観光地にはよくある事だけど。駅横の観光案内所でカキオコマップを貰って駅から一番近いオレンジハウスへ。
事前調べでは、どの店も行列が必定との事なので、開店時間の11時前から待っていればイイジャンってわけで出来るだけ早く入って待てる店を選んだのだ。
10時40分に入店後、カキオコにありつくまで、4組ほどのお客さんが顔を覗かせては、満員の店内を見て諦めて帰って行きました。
11時開店に合わせてお店のお嬢ちゃんがビニール袋にぱんぱんに詰められた牡蠣を数袋搬入。オレンジハウスのお好みの焼き方は、牡蠣を予め炒めて入れるタイプみたいで香ばしい匂いと音が見せ中に立ち込める。
昼前から生ビールを注文してるお客さんがいて、お陰で、店のお婆ちゃんの生ビールの入れ方に感激させられました。お婆ちゃんたら、わざわざ泡を取ってからジョッキ一杯まで液体部分を入れるという良心的つぎ方をしてる!!
(生ビールとして美味しいつぎ方かどうかは勿論別だけど、「泡銭」という言葉があるように年輩者にとって泡は「虚」なのだ。)
さて肝心のカキオコのお味のほうだけれど、確かに牡蠣は文句なく美味しい。お好みの具と混ぜて食べても美味しい。けれどお好みだけ分離して食べると、ホクホクサクサク系に進化した大阪のお好みを食べ慣れた舌には、ベチャベチャとした食感はちょとつらいかも。
一緒に行った相方は「東京のもんじゃ焼きみたい」と表現した。「そうかなぁ、、、大阪の昔のお好み焼きは、みんなこんな感じだったよ。」とchika。相方は大阪出身ではないので、お好み焼きが駄菓子と並列的な存在だった頃の姿を知らないのだ。
ソースの焦げ目が少し付いた牡蠣の味を堪能して店の外に出たら玄関先まで入店待ちのお客さんが、、おそるべし日生のカキオコ。
「どう五味の市に行って、牡蠣をもう一度、海鮮焼きで食べてみる。」牡蠣に目がない相方の提案にしたがって、五味の市に車を回す。
五味の市で殻付き生牡蠣を1000円分購入して、迎えの「海の駅しおじ」で炭火焼きに挑戦。1000円分で牡蠣が20個以上はある。
テーブルには一応調味料の類が置いて在るんだけれど、何も付けないで食べるのが尤も美味しい。五味の市で売っている「牡蠣の身入り混ぜご飯」が異常に美味しいのも付け加えておく。
「さあ、次は温泉だね、有馬。これからとって返して太閤の湯行くよ。」と言ったら「chikaさ、秀吉行こうよ。」「だからこれから」「そうじゃなくてここのお寿司屋さんの秀吉だよ。」「だったらヒデヨシじゃなくてヒデキチだよ、その店の名前。それにもうお腹一杯だよ」「やだん。お寿司ならまだ入るよ。地の魚が美味しいのは証明済みじゃん、食べずに帰るなんてもったいないよ」って感じで誘惑されて秀吉へ。
秀吉じゃ亀田三兄弟みたいな少年(多分息子?)が、いかにも「昔、ワシ悪ガキだったぞー」みたいな親父さんの元で牡蠣の殻外してました。
このオヤジが握った寿司、味はまっ、普通です。たぶん、お寿司より、地の魚の刺身だとか、そんなのの方が美味しいんだろうと思うよ。でもそれ注文したってchikaってばビールもお酒も飲めないじゃん、、。
で、「太閤の湯」の顛末については明日の心だ。

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