引き継がれるべき美質

白河法皇を演じる平幹二朗が益々怪しい。ってのが昨日のＮＨＫ大河「義経」の感想。
物陰からこっそりと、眉目秀麗な義経の姿を、法皇の爬虫類のような視線がじっとりと捉えて離さない。んって、どう見ても美青年好みのホモ叔父さんが若者の身体を視姦してるシーンにしか見えない。
しかも滝沢秀明と平幹二朗だからなぁ、、。栗の花の匂いで息が詰まりそうで窓を開けたら義経に恋した弁慶やってるのがマツケンだし、おまけにマツケンてばオセロの黒まで担ぎ出して劇中偽装恋愛！！すげーぜ、ＮＨＫ。
とか思ってたら今度の正月時代劇では『新選組！』の続編をぶちあげるそうな、、。土方歳三を主人公に「その後の新選組」を、脚本は三谷幸喜氏、主演は前と同じで山本耕史、、いいのか？
多士済済のキャストと群像劇で持ってたのに,,山本耕史・歳三一人で引っ張れるのか？五稜郭まで新撰組は見たくないって感じなんだけど。
まあいいか『新選組！２』は、、多分見ないだろうし、それよか目の前の「一ノ谷の合戦」だね、楽しみは。
来週の予告見てたら神戸一ノ谷から見下ろした平安の海辺の光景が再現されてて現在の須磨を知ってる人間としては素直に綺麗だな〜って感心したわけで、この谷をやけに美麗な鎧兜に身を包んだ義経が鵯越をするのは確かに絵になるなと。
まあ義経を描くときに「リアル」よりも「綺麗」を選んだＮＨＫ大河の勝利がここに来て確定しつつあるような、、、これが紅白歌合戦文化から唯一引き継がれるべき美質だったんだろうなとも思うしね。

ＰＳ　「情にほだされる者は情を欲している」うーむ名文句じゃ覚えておこう。