saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

桜旅

夜港 海に浮かんだ 街の灯り
見つめる背中 恋の行方は

今回の旅行のテーマは「桜」。そして携帯本はロザリーン・ヤング著の「はじめての告白」です。ロザリーンってフェテッシュビデオなんかにマゾなメイド役で登場する可愛い女の子です。
この本を読んでいると彼女って実際にマゾというか特にお尻ペンペンのスパンキングに感じるヒトみたいなんですが、、うーんこの本、読み物としては最低の部類に入りそう。
だって和訳が異常に下手というか、上等な和訳ソフトで吐き出した英文が、少しだけ読みやすくなっている程度なんですよ。
内容的には、ロザリーンっていう敬虔なカソリックの女の子がいかにして自分の性癖に目覚めていったのか。そして自分自身がその性癖によって世界から拒絶された人間だと思いこんでいた事。やがて様々なフェテッシュシーンに出会って自分が一人ではないことを知ってそこから「自分の本当の意味」を探求する物語が告白文として書かれています。
きちっと翻訳家の仕事がなされていれば、それなりに興味深い本なんだけど、残念。

PS 午前中は尾道の千光寺の桜を見るつもりでいます。
四国に入って宿に着いたら又、「プププの」を書いてアップしますね〜。しかしお天気の方は予報通り雨になりそうで、ちょっと憂鬱、、、。

桜?見事に咲いていませんね〜。つぼみは少しだけ緩くなって枯れ木みたいな桜の木に心持ち紅をさす程度。
千光寺公園の美術館ではフランスナィーブ派展なるものが展示。
世界が真っ赤に染まるような夕焼けの密林で行われるたき火と恋人達の逢い引きの絵が素敵でした。熱帯の花が咲き乱れている中でのたき火っていうのはちょっと日本人の感性じゃないなと思いながら、こんな瑠璃色に染まった密林で逢い引きしたらもう興奮しまくりだろうなと、、2分ほどその絵の前で立ちすくんでしまいました。
しまなみ海道の外れの島で七輪を使っての海鮮バーベキュー昼食、、サザエ大アサリを嫌というほど食べて、ついでにお店の人に「アナゴが美味しいよ」と言われたので、捌いて貰ってこれもバーベキュー。小骨さえ気にならないのなら絶品でした。
四国に渡ってからはソメイヨシノが数本ちらほらと鮮やかに自己主張してたので期待を持っていたのですが、桜三里を走っても皆目だめ、、、。
何が今度の旅のテーマは「桜」なんだよう!!とふてながらホテルでしばし休憩です。それではもうちょっと後でお目にかかりましょう。

ロザリーン・ヤングの告白本の中で、「判るわそれ。」って思ったのが「完全に彼のものになりたい。あまりの愛の深さに、体だけでなく私の意思をも彼に与えたいと願っているのだ。」という独白。
「愛」の定義にもよるけれどだいたいに置いてこの感覚には同意できる。ただロザリーンとの違いは、chikaの場合これまでの男性経験の中で、「崇拝」とか「慈愛」とか言った全能性を感じさせる男性は一人もいなかったという事である。
だから「私の意思」まで与えたいと思うのは、具体的には「目の前の彼」ではなくて、肉体を持った彼の向こう側にいる「彼」に対してだ。
その他、「男からいやらしい目で見られる女・視線で強姦される女」への同性の嫉妬の話は判るようなそうでないような。つまり見られて汚される事の快感っていうのは「女」の感情倉庫の中にちゃんと仕舞ってあるってことかしら。
なんて所まで休憩しながら本を読んで、後は温泉へ。琴弾温泉の泉質ってchikaの肌と合うんだよね。
夕食は、「白魚の白味噌仕立ての柳川鍋」が特に美味しかった。
その他、椿の花を食べてる野良猫の話だとか、銭形平次のオープニングに登場するアノ、砂で出来た巨大な銭形の事とか、色々あるんだけれど、それは又今度の機会に。
これからのchika?、、それは秘密。んじゃお休みなさい。

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!