saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

ナツメヤシ林・星条旗

自分自身が「人の命は地球よりも重い」という言葉の呪縛にかかっている事を素直に認める一方、人間がいとも簡単に死ぬことも殺される事も知っているし、死に至る理由が「滑稽」であるケースがしばしばあることも知っている。
そんな認識レベルなど「本音」と言う程のことでもないし、Web上で偽善あるいは偽悪で己を取り繕う必要など何処にもない。
「百人の命を救うために一人を殺す」事も、「一人を生かすために多くの犠牲を出す」事も人間は両方ともやってのけるから、どちらが正しいか?なんて問いは現実的じゃない。
chikaはそんなスタンスで生きている。

でもやっぱり香田証生君の死はchikaを憂鬱にさせる。星条旗に包まれて殺されたってそのことが、、、。この時点で彼は「材料」でしかない存在として利用され屍を晒されたのだ。そのことがやりきれない。
やったのはテロリストだ。それを主客逆転させるつもりはない。けれど一人の日本人の死体を星条旗に包ませた原因の一端は日本政府にはないのか?
復興支援で派兵ではないと国内でしか通用しない理屈を押し通しながらアメリカに何の主体の欠片もなく追随した日本政府に「星条旗」の責任はないのか?
少なくとも「星条旗」は香田証生君の自業自得ではない。chikaみたいなこういう反応がテロリストの狙いだと嗤いたくば嗤えばいい。火のないところに煙は立たない。それだけ隙だらけの外交をして来たのだからテロリストがその隙を狙うのは当たり前の事だ。
どんな事があっても小泉某は「テロに屈しない」と繰り返すだけなのだろうが、、、。
観光気分で危険地帯に頭をツッコンだ若者と追随外交の為にロケット弾飛び交うイラクに武装給水隊を送り込んだ政府の間にどれほどの差があるのか?
国際的な対テロ統一歩調で行動しているならまだしも、お腰に付けた吉備団子狙いの猿に「テロに屈しない」なんて台詞は似合わなさすぎ。
第一、日本に対してテロの導火線に火を付けてまわっているのはあんただろが?・・・・今更ながらに脱力してしまう昨日今日なのだ。
縁も縁もない赤の他人に「ご冥福を祈ります」とはよーいいませんが、もしも魂が残る世界があるのなら君が着せられた「星条旗」、肉体ごとこの地上に残して行きなさい。
それは地上に残る人間達がけりをつける問題なのだから。

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!