真田丸 第40回 「幸村」
片桐且元さん回でしたねー。(あくまで泣かせたのは、信繁ときりちゃんの絡みだったけど)。
内容的には賛否両論、しかも歴史解釈上のあれこれや、幸村というフィクション上の人物とリアル信繁をどう繋ぐかって事だから三谷脚本の諸々が、否が応でも槍玉にあがる回。 でもchikaは、にわか「歴史オタク」だから、素直に楽しめましたよー。
片桐且元さんって今まで三谷脚本では「うう、、胃が、、」キャラで押し通して来たという経過もあって、今回やっとターンが回ってきたのに、片桐且元さんが変な小細工したから、戦の火種を作ったみたいな「同情しきれない駄目男」ぶりをこれでもかって描写してましたから、あんまり笑えなかったし、さすがにやり切れなかったな。
ネット界隈では、歴史通さんたちが、歴史的観点から片桐且元さんの動きってか、彼についての三谷流解釈を裏読みして、擁護してましたが、ツウでない人は、あのまんまとりますからね。
大人が子供用プールに行くと、水深がびっくりする程、低いんだけど、子供にとって見ればあれでもかなり深いんですよね。
だから三谷氏が歴史解釈を自分なりに演劇的に面白可笑しく工夫して脚本に反映させても、元になる歴史の認知レベルが視聴者と違うところがあって、「えっ?それ何?」って事も結構ある。
あるのに、「なんちゃらカンベェが」とか分かり易い突っ込みを、そこら中に混ぜ込んでくるから、そういうのについて行けない人は、余計に混乱して、面白いなぁと思いながらも、やっぱり、「あれー?」ってなっちゃう。
放映回数も40回を超えると、なんとなく、こういうのも慣れてきますけどね(笑)。
まあ今回、あれやこれやがあったけど、久しぶりに「真田丸」見て泣いたのは確か。
きりちゃん、この時の為に三谷さんが温存してたのか?って思うぐらい。
信繁の背中を押してやるきりちゃんの言葉に、泣いた人も多かったんじゃないかなー。
いや、歴史大河、云々別にして。
こんな真田信繁の自虐ネタ中心の展開で、束の間の勇気気分をもらえるんだから、三谷脚本、やっぱりたいしたもんです。
PS 今度、「小説家になろう」で、新連載「シンギュラリティ・ノッカーズ 我ら、悪魔らと、かく闘えり。」始めました、ヨロシクのことです。
ああそれと、「真田丸」とシンクロしてるワケじゃないんだろうけど、TVアニメ「ドリフターズ」も始まりましたね、
これかなり面白いです。掴みはグッド。期待してた「三月のライオン」が、「また、こんなのやってるのか~」って感じだったから、「ドリフターズ」は凄く得した気分。