saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

蜥蜴珊瑚

飴村行氏の「粘膜蜥蜴」読了。って実は、この本、買うつもりじゃなかったのね。
ぽっかり浮いた時間が偶然出来ちゃって、お散歩がてらにバゼル,ジョシュの「死神を葬れ」目当てでご近所の本屋さんに行ったんだけど、このご時世、個人経営の書店の書架に並んでいるのは漫画と、売れ筋か当たり外れのない小説ばかり。
でも「本を読むぞー」って一旦決めた心は動かしがたく、まあスプラッタホラーなら内容はゴミでも体質的に外れがないからって事で、書架に「気を付け!」してた「粘膜蜥蜴」を購入。
読み進めるウチに、なーに、今更、マッドサイエンティストに病院の取り合わせ、それにグロさで言っても平均以下じゃんと思って読んでいました。
第二章なんて平山夢明氏の「独白するユニバーサル横メルカトル」『すまじき熱帯』 の方がよっぽど凄いじゃんと、、。
でも第3章になってちょっと考えを改めました。なるほどこーゆー持って行き方もあるんだ、、って。でもそれは作者の独自性とゆーより、この時代だから出てくるベクトルなんだよなって、妙にしみじみしてしまいました。
(飴村行氏をけなしているワケではありません。いくら時代が産んだ感性でも、それを小説に出来るかどうかは個人の才能ですから)

あっ、そうそうこの「粘膜蜥蜴」を読んでる間の脳内BGMは GO!GO!7188の「とかげ3号」(笑)。でもchikaってばこの「とかげ3号」を暫くの間「蜥蜴珊瑚」と錯覚してて、スッゲー、シュールな歌だなぁと。いや「とかげ3号」のまともな歌詞もかなり来てますが。[

PS 本日、SMf、久々の更新です。書評が2本と、「特異点サトゥルヌス」が、「櫻世界」まで進みました。
振り返って見るとこの長編、月一の更新ですね。
chika的にはこのパート、櫻満開の時期に間に合わせたかったんですが、、、まあこれからは北国で櫻が咲き誇るってことで、ぎりぎりセーフでしょう。
これからは暫く「Gagging Blowjob(倒錯の寄生虫)」に集中しようと思ってます。

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