saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

バリ人VSジャワ人(前編)

「このオプショナルツアーは凄い、、、」って思ってた。そう、行って帰ってくるまでは。
だって朝の4時に起きて夜の10時過ぎに帰ってくるんだよ。いくら隣のジャワ島にあると言ったって、そーんなに遠いのか世界遺産ボロブドゥール!!
ホテルで朝ご飯なんか食べられないから、ホテルの作ってくれた「お弁当」を、搭乗手続きの終わったデンパサール空港の待合室でとる。ツアーなんだから同じ様な人が山ほどいてみんなそれをゴミ箱に突っ込む。
勿論ゴミ箱はすぐに蓋がしまらない状態になるわけ。そこへ佐藤珠恵を彷彿とさせる女の子がちょこちょこと「お弁当」がらを持ってやってくる。
女の子がどうするのかと見てたら、ゴミ箱を手で触るのが嫌なのか、つま先でそれをしめようとする。勿論閉まらないのだが、結局、タレントがやるような舌をぺろりと出しながら首をすくめる仕草をして、そのまま放置。おめー可愛くないって、、。

バリから飛び立った飛行機の中では、日本人観光客は例外なく眠ってましたね。でも国内線のスチュワーデスの何人かって、ほんとこっちに出稼ぎに来てるchikaらの同業者NHにそっくり、、、違うか、、「彼ら」が「彼女ら」に似てるのか、、。
同じ骨格に同じパターンのメイクをするんだものね。叶姉妹がオカマだと騒がれるのと同じ理屈。
到着したジョグジャカルタ空港でトイレに行きたくなって、入ったのはいいけれど汚いこと汚いこと。
でもどうゆーわけかかえってムラムラと冒険心が湧いてきて「現地」のやりかたを一度やって見たchikaなのである。恥ずかしいけれど・・・アナルに指先が触れて微妙に気持ちいい。この方法でこんな風に感じる現地の人はいないのだろうか?不思議だ、、。

しばらくして空港に迎えに来てくれた現地案内人さんとマイクロバスに乗り込む。空港外の光景はさほどバリと変わりがない。まあこちらの方がバリと較べて、大振りというか大味というか風景に色気がない感じはするんだけれど、、。
しかし案内人さんに言わせると、ジャワとバリとでは全てが全然違うと言う。(ちなみにchika達はこの案内人さんを「なぜならば君」と命名した。ガイドの終わりが必ず「なぜならば」で始まるフレーズで締めくくられるからである)もちろんそう言われてもchika達には何も見分けが付かない。

それにこの「なぜならば君」若干、観光業者としてバリに対し対抗意識を持っている節がある。「なぜならば」君は少し憤慨していう。
「インドネシアに来る観光客の多くはバリに泊まる。バリには世界遺産も何もないのに。ここに来る観光客でも連泊が4日なら3日がバリで一日だけがジャワだ。その中でも、アメリカ人、ジャワにこないね。なぜならばジャワの宗教がイスラム教だから、だけど、私のイスラム教はアメリカ人達が言うイスラム教とは全然違うのに。」
確かにジャワの光景はバリの光景を1.5倍大きくして色気を半分以下に抑えた感じなのだが、微妙に違う部分がないわけではない。例えば「なぜならば」君が誇りを込めて言ったように道路に「オートバイ」用の分離帯があるのは大きな違いだ。
バリの中でオートバイの大群に圧倒されながら車に乗る事になれた目には、返ってとても不思議な感じがするのだが。

マイクロバスは世界遺産ボロブドゥールに行くまでに色々な「土産物売り場付き工場」見学に立ち寄っていく。
あんなに早起きしたのに、どーしてボロブドゥールに直行しないんだ?ガイドブックによると空港から1時間と少しの距離だぞー。
とか内心思いながらBATIKに使う型の完成度の高さに驚いたり、「土産物売り場付き銀細工工場」では、相方の光り輝くショッピング依存症状をつぶさに観察したのだが、、。
さらにさらに寄り道は続き、今からついてもボロブドゥールは暑すぎるという理由でシンタワン(Sintawang)というレストランで昼食。
でもここの食事は凄く美味しかったので、全然問題ないんだけどね。それに日本国内の昼食付きパッケージツアーは凄い当たりはずれがあるけれど、今回のどのオプショナルでも昼食については全然問題なかったりしたので、オプショナルはなぁと考えておられる人は安心して下され。

そしてついに世界遺産ボロブドゥール!!と思いきやそこには最後の難関が、、。そう東南アジア観光にはどうしてもついて回る、あの雲霞のごとき土産物の押し売りに、物乞いに、、etcを突破して、ゼイゼイ、、うるせー恥を知れぃ、一度、ノーサンキューと言った相手につきまとったって可能性はゼロなんだぜー。って思っている間に、ボロブドゥールの偉容が、、、。
おーっ巨大お墓コンプレックス!!ここでの「なぜならば」君の解説は熱を帯び、さえ渡りまくっていました。「なぜならば」を何度聞いた事か、、しかし内容はすまんそ、何も覚えていないのだ。
「なぜならば」壁面レリーフが余りにも生々し過ぎるから、、そっちばっかり見ていたという塩梅で、、。
法隆寺が繊細さを売り物にする懐石料理なら、ボロブドゥールは石で出来たオージービーフステーキやな〜」とかワケの判らない感傷にひたりながら、次に出向いたのはプランバナン寺院。
chika的にはこっちですね〜。建物自体に高さがあるからなのか驚愕度はボロブドゥールより強烈でした。別名がロロ・ジョングラン(妖艶なすらりとした乙女の意味)というのもなんとなく頷ける感じ。

・・・・とまあこんな感じで二つの世界遺産見学は終わりました。何、世界遺産の割には感想文のボリュームが小さいって?そーゆーものなんですよ。実際、自分の目で見るしかないんですよね。この手の規模のものは、、すぐに「それ」を語る言葉に尽きてしまうとゆーか。ハイ、そのようなものなのです。

そしてこの日のツアーはHUT16alfaという巨大スーパーマーケット見学で締めくくられました。要するにフライト便の関係で、この世界遺産パッケージツアー、「余る」か「無理」しかないのですね。
chika達は余る方を選んでしまったようなのですが、実際「無理」なパッケージは存在しないようなので仕方がないみたい。
でもHUT16alfaが現状をとどめたまま遙か未来まで残ったら、これもやっぱり何故建てられたか判らない巨大遺跡になる可能性はありますね、ハイ。

おっと、この日のツアーには、スーパーの食品売り場にあった、トレイにラッピッングされた謎の脳みその話だとか、まだまだ書くことがあるんだけど、、。
一日分としてはこれが限界かな?加筆したものは、いずれSMfで総集編としてアップしますのでそちらをごらん下さいませ。
てな事で明日は「地獄の果てまで楽しい買い物依存症」の巻だ。

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!