小賢しくて魂の小さなあほ

　２００２年１０月に起きた民主党の石井紘基衆議院議員殺害事件で、殺人の罪に問われた右翼団体の代表に対し、東京地方裁判所は１８日、求刑通り、無期懲役の判決を言い渡した。東京地裁の「動機の解明は困難だが、、、」という言葉に釈然としない思い。

　政治には関心のないchikaだが、最近の国会の軽さちゃらんぽらん振りを見ていると、ずしりとこのニュースの重みを感じる。chikaがまだ「日本の国の行く末」をお酒を煽りながら偉そうに喋っていた頃描いたこの国の「右傾化の姿」はこんなのじゃなかった。
　少なくとも国民は厳しい弾圧やしめつけを肌で感じ取ったりする筈だったのだが、自衛隊の国連軍への参加にしても「できちゃった婚」の乗りとほとんど変わらない状態で決まっていく。
　あほだ。それも小賢しくて魂の小さなあほだ。ブッシュもあほだが小泉もあほだ。こんな小規模のあほに２１世紀の初頭をかき回されている我々はもっとあほだ。うーっお姉さん、情けない、、。
　
　本業の小説が少し動き始めている。「平成影男２」の次章が形を取り始めてきたし、久しぶりの「短編」も方向性が見えて来た。生業の忙しさを考えると奇跡的な事だ。足場があるという事のうれしさを実感する。