saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

仮面ライダービルド 第7話 「悪魔のサイエンティスト」

『葛城巧が、ファウストを作り、ナイトローグの正体は氷室幻徳!』って、氷室幻徳の正体は別として「事実は必ずしも真実ではない」のアプローチだな。

 どう考えても葛城巧キャラで、悪の首領は無理だし(笑)。

 武藤脚本、こんな感じで重層化された謎を一枚ずつペローって感じでめくりながら、話を進めていくんだろうか。やり手だね。

 ってか、かなり話を練り込んだ上で、仮面ライダー脚本を引き受けたのか?

 それとも「進撃の巨人」の諫山創みたいに、物語を転がす上で、色々、神ってるタイミングがあったんだろうか?
 こんなのだと、スタークの正体がマスターって展開もアリだな。
 てか新キャラを登場させない限り、スタークの正体って引き算するとマスターしか残ってないし(笑)。
 ああ、立弥がいたっけ?いや立弥とスタークは同一画面上に出てたって?・・どうでもいいや(笑)。

 どちらにしても立弥は、ファウストの意図的な戦兎の過去改ざんに関わっているのは、間違いないと思うんだけど(普通のドラマならそう)、それならなんの為にファウストは戦兎の過去をいじろうとするのかって問題が次に出てくるよな、、。

 それともソノマンマなの?

 まあこっちも、どうでもいいんだけど。

 

 こういう、どの部分で展開を引っ張っていくかっていう主軸に、クセがあると、最近、付いていくのがしんどいんだよね。
熱海の捜査官」とか「古畑任三郎」とか、やってる事はアレでもファーマットがばしっと決まってると、充分ついて行けるんだけど、こう、「あれもあります、これもあります」でやられると胸焼けがするってか、、、まあ酷く個人的な事で感想に書くのはおこがましいんだけど(笑)。

 あっ、これビルドを貶してるわけじゃないよ。

 ビルドは充分良く出来てる。これは嗜好上の話(笑)。

 

PS ところで「刑事ゆがみ」、アレ、好みだわ~。

 浅野忠信神木隆之介の組み合わせなんて、誰が考えたんだろ。

 浅野の黒と神木の黒、浅野の白と神木の白な、混ぜると面白い。

 まだ混ぜ方が常識的で健全なのがちょっと残念だけど、それでも良い感じ。

 

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仮面ライダービルド 第6話 「怒りのムーンサルト」

 展開の速さでは前作エグゼイドと肩を並べるビルドだけど、全体の構成は、ちょっと違うみたいですね。
 エグゼイドはウサギのうんちみたく、コロコロと、いや違った(笑)、違う種類の話が、意味繋がりで数珠繋ぎにチューチュートレインだったけど、ビルドはそれなりに、その背景にはがしっとした奥深い構成があるような、ないような(笑)。
 だからまだ、戦兎の過去は霧の中?ってか敵陣営の正体も、具体的な姿は見えても、内容としての中身は何も明かされてないんだよねー。

 この構成は、最近の海外ドラマから勉強してるんだろうなー、予算はなくても、そこは知恵さえ絞れば、真似出来るし。
 でもさ、やっぱ武藤将吾脚本だけあって、ビルドってどこか映画クローズの匂いがするよね。
 今回のエピ見て、ようやく龍我のキャラが何故あんななのかが判ったよ。
 あれアニメキャラを無理矢理、実写に突っ込んでるんじゃなくて、『クローズ言語』体系の人物なんだね(笑)。
 他の登場人物が、わりかしノーマルなので、今まで気がつかなかった。
 今回、マスターが「そんなんじゃねえよ。あいつはただ不安なんだよ。記憶を失って自分が何者かわからない、それが不安でたまらねえんだ。だから自分がこうありたいという人間を演じてる。もちろんそこで芽生える感情は本物だけどあいつは喜びや慈しみを知る一方で、俺たちには計り知れない孤独を抱えているんだ」って戦兎の説明して、その後、龍我と戦兎がぶつかって、ああこれ「クローズ」やん!と思いましたよ(笑)。

 拳で語り合うレイのあれ、お前の拳は俺の熱い魂にはまだ届かねーぞ、拳に魂を込めやがれ!とか、chika的はイミワカメの世界なんだけど、あるのは知ってるレイの世界。

 同じバディモノでも、ドツキアイの喧嘩してなんか繋がり合ってるゼッのレイのあれ。

 龍我はクローズ世界からやって来たアホな小栗旬なんだ!
 ・・・頼むから戦兎は、仮面ライダー界の戦兎でいてくれよー(笑)。

 嘘々、ホントはそれも楽しいって思ってる。

仮面ライダー×クローズ」めっちゃユニークじゃん。

 この感じに、一番近い過去作品だと、操真晴人と仁藤攻介かなー?

 あん時も操真晴人がややお兄ちゃんだったっけ、でも最後は晴人が壊れかけて攻介が頼りになってたなー。

 今回のエピみてたらビルドバディも、最終回あたりの展開ではそんな感じ?かなって予想をしてみる。

 なんてたってビルドは「普通のドラマ」だから、予想が立てやすくて好き(話笑)。

 

PS 本編とは関係ないけど石動美空の言動が、なんかいちいち、ウザイ(中の子は関係ないと思うんだけど)。

 あー、、石動惣一もウザイな、、、『格好良く(可愛く)軽妙に面白い』ってホント難しい演技なんだなって思う。

 ソレ考えると、真田丸草刈正雄さんは若いときから逸材だったのかなぁ、、。

 

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仮面ライダービルド第5話 「危ういアイデンティティー」

 違う畑で活躍している脚本家さんが、ある程度「仮面ライダー」という歴史やシリーズの内容を理解した上で、新しい課題意識を持ってライダー作りに参入してくれるのは、とても良い事だと思う。
 時々、「、、違うだろう、それ」って人も過去にいた事も確かだけど(笑)、外の血の導入は、ポイントに填ると、ホントにかなり良い結果をもたらす。

 それと最近、海外の連続ドラマなんかを意識して脚本を書いてるなーって思わせる人もいて、仮面ライダーって、意外と、そういうタイプの人が、自分の試したいことも盛り込みながら取り組むにはピッタリのモチーフなんだよね。

 なにせ世界観は玩具etc販売という枷はあるものの、そこを上手くクリア出来る設定をこさえれば、あとは自由に出来るんだから、25分×1年という長さが苦にならない限り、好き放題出来るんだから。
 ビルドは、今の所、その成功ケースに入るかなぁって予感。

 それと冒頭の二人の掛け合い形式のあらすじ紹介見てて(聞いて)も、ようやく主役のお二人も落ち着いて来て、かみ合い始めたかなぁって感じ。
 今まではお笑いグランプリに初出場の若手二人が、前につんのめってって勢いで突っ走ってるって感じが、、、うん、ちょっと観客席の方を目で見ながらに、なって来た?

 でも相変わらず龍我は、自分の無実を晴らしたいだいけの猪突猛進ぶり、アニメキャラに登場するオレオレオレ!の描写だったけど、まあこの龍我の性格を利用して話を展開させるんなら仕方ないのか、、、とは思いつつ。
 一方でスタークブラッドスタークとかの陰影有りキャラ出してくる余裕あるんだから、龍我キャラはやっぱもちょっと手を入れた方がいいと思うんだけどなぁ。

 って事で話の方は、冒頭数分でマスターの謎とか戦兎との記憶喪失とかチャッチャと説明されたんだけど、あれどう見てもみんな嘘ってか引っかけだよね?
 いや、そう思わせて実は、今回の説明のまんまっていう仕掛けなのかも知れないけど(仮面ライダーアルアル)、普通のドラマだったら、あれは嘘な筈だし、ビルドは「普通のドラマ」だから、きっと「ホントは、実は、」って展開が待ってるはず。
 ビルドの場合、そうじゃない方が返って吃驚、、ってゆーのが、来週へのお楽しみ(笑)。

 

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仮面ライダービルド 第4話 「証言はゼロになる」

 今回のエピでchikaがビルドに対して感じていた微妙な違和感の原因が分かったような気がした。

 それは龍我のキャラクター付けの際にみえる「強引さ」なんだ。
 どうやら脚本は龍我を、アニメに登場するような筋肉バカにしたいらしい。
 これはずっと前の「鎧武」で散々書いた事だけど、アニメに用いられるキャラ付けと、実写ドラマのキャラ付けとでは、微妙な差が根本的に差があって、どちらがどちらの方向に寄せるにしても限界があるって事なんだよね。

 つまりアニメキャラは際限なく脚本の思い描いた人物に寄せて行けるけど、実写の場合は、そこに生きた人間の役者さんの息吹が必ず加味されて、脚本の狙いとは違う化学変化が起こるって事。

 で実写ドラマの場合は、それが凄く重要で、ある意味その作品が躍動感を持つかどうかは、脚本がそこん所を、どれだけ掴んで書いてるかって事なんだよね。 武藤将吾脚本が、そこを失敗するとは思えないんだけど、何故か、龍我キャラに限っては、実写の中に、1人アニメキャラが投げ込まれる感じがするんだよね(笑)。
 で逆に、戦兎の方は人間的な描き込みというか、陰影の付け方がタップリ過ぎと言うか、、。

 あの電池実験とかさ、戦兎の他の人間たちへの間合いの取り方とか、何なの?大人過ぎない?って感じ(笑)。

 兎に角、戦兎に比べて龍我が異次元の直情型の筋肉馬鹿すぎ、格が違いすぎて、これじゃホントに面白いバディものにはなんないよ(笑)。

 ああそれとマスターの正体が、宇宙飛行士だったてのは、ちょっと吃驚。
 洋画SFには結構、そういう話があるね。
 宇宙に飛び立った宇宙飛行士が超常体験するとか奇妙な病気になるとかって奴、それでもって新しい能力を持つんだけど、それが返って危険で、、、うーん、どうなんだろう?どう引っ張り込むんだろうね?

 ビルドって全体の引っ張りとしては「進撃の巨人」型なのかな?

 パンドラボックスの謎を中心におきながら、敵・味方・傍流の各陣営の人間模様を描いていくって感じ?

 とにかく、色々、普通ーに面白くなる要素が満載なんだから、早く「こなれ」感が欲しいなー。

 

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仮面ライダービルド 第3話 「正義のボーダーライン」

 おーっと、危うく感想が周回遅れになりそうだった(汗)。
 今度のライダーって、そういう部分があるなー。

 つまり「普通のアクションドラマ」みたいな。

 普通にやってて、普通に面白く、普通に終わっていくとゆー(笑)。

 いやそれが、仮面ライダーシリーズにおいては実に珍しい事だって言うことは充分判っているんだけどさ。

 そうそう今回、何が吃驚したかって、主人公二人が別行動をとって、二人が違う場所で物語を展開してるって事。

 いや別に、これも「普通のドラマ」では珍しい事はないんだけど、ライダーの場合は、カメラ視線が主人公から離れるって事はほとんどないからね。
 これに近い印象なのは、やっぱ一番ドラマ度が高かった「龍騎」くらいかな(もっとも龍騎は普通のドラマじゃなかったけど)?

 でもなー、前にも書いたけど、ビルドのコントパート?軽いテンポの乗り突っ込みが、どうも肌に合わないってか、歯が浮いちゃって集中しきれないんだよな。

 あーゆーのは難しいな。

 受け手個人の肌感覚の問題だろうし。
 そうそう最近、終わっちゃったけど瑛太の『ハロー張りネズミ』でさえ、最初は、あの「洒落た会話」について行けなかったもんなー。

 まあそれなりの充分キャリアの俳優さん達がやってるノリだから、途中からキチッと世界観に填っていいムード作ってたけど、ビルドもそうなるかなー、、。 ビルドの場合、余裕がなくてコントぽい会話を勢いよく目一杯やってるから見てて恥ずかしいんだよね。
 いや、きっとこれは自分が慣れるか、そのウチ、役者さんたちがこなれて来る!と期待の心だ。
 それとなー、ビルドの変身のギミックなー、あれ見てて久しぶりに「何、もたもたしてんだよ。スマッシュもこの隙にやっちゃいな」みたいな感覚になったなー(笑)。

 それを言っちゃいけないお約束なんだけど、それでも言ってしまう、大仕掛け(笑)。

 まあ色々書いたけど、今度のビルドは、間違いなく普通に面白いと思うよ。
 これで話の展開が飛んでもない所まで行ったら、大成功。
 つまり「勝利の方程式」を掴んだって事だね。

 

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仮面ライダービルド 第2話 「無実のランナウェイ」

 ライダーシリーズで初の女性怪人は、「蜂女さん」ではなかったかと思います。
 ・・って本郷猛の時代ですyo、、その後、暫くしてライダー文化が花開くんですが、その中で結構、「無理矢理、怪人に改造された女性」とかのパターンも登場してくるんですね。で、悲恋物。

 石原氏以外のコミック版のライダーとか、劇場版とかetcでそーゆーのが、話としてポチポチと登場してました。

 今回のエピは、その辺へのオマージュなのかなぁと思ったり。

 しかし展開スピードが速いなぁ、この辺は、エイグゼイドと一緒。

 普通だと、このエピで2話から3話くらいは稼げる筈だし、持ってくるタイミングも1年間の中盤の早い目とか、下手したら後半だよね。
 それを人物設定のダシにして、チャッチャッと通過しちゃうんだ(笑)。

 まあ「進撃の巨人」設定とか、他に色々、ありそうだから、このスピードで行けるんかも知れないし、第一、エグゼイドはそのスピードで、1年間やりきったからなぁ。
 マスターのオッチャンは、どうやら宇宙人関係者ぽい(神様までは手を広げないだろう)し、仕込みは充分って感じか。

 あと俳優さん達の演技の方だけど、妙に達者みたいに見えて結構、隙があるから、コント乗りのシーンは、なんとなく見てて恥ずかしい感じがしたな。

 エグゼイドのコント乗りの時は、皆さん初々しいのに見てて恥ずかしい感じがしないのは「一生懸命さ」が、素直だったからか?

 まあこれもその内慣れるだろう、、。

 って赤楚衛二君、アマゾンズの時の方が演技上手かったような、、単に露出度とか演出の違いでそう見えるだけなのか?

 未だに彼のアマゾンズの長瀬のギラギラを憶えてる自分としては、格上ぽい桐生戦兎の下についている万丈龍我役になじめない。
 だってマナゾンズの長瀬って、脇役中の脇役、単なるお邪魔虫なのに、スゴイ存在感だったからねぇ(笑)。
 ビルドがバディ物としての側面が強いのなら、もうちょっと、戦兎と龍我の関係性を整理した方が良いような気がするんだけどなぁ。
 例えばカブトの天童と加賀美なんかは、上手い整理の仕方してたな。

 、いやちょっと桐生キャラが天童に被ったもんでそう思ったんだど。

 まあ何にしてもまだ始まって2回目だもんなぁ、、それで此処まで話題を提供してくれるんだから、逆に期待しても良いって事だよね。

 

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仮面ライダービルド 第1話 「ベストマッチな奴ら」

 「進歩って言うのは一直線じゃなくて螺旋を描いているんだ。」って話を思い出しましたね。
 いやビルドが、進歩してるかどうかは別にして、見た感じ、これって昭和仮面ライダー1号2号の螺旋階段の、上の位置じゃないかと。
 ビルドはてっきり、エグゼイドの路線というか「やり口」を、引き継ぐ形で展開されるものと思ってたんで、ここに来て、「こう来るか!」と意外でしたね。
 ってか、今の時代、これやられても、まったく新しい話に見える人口の方が多いんだろうな(笑)。

 それに藤岡弘佐々木剛みたいな暑苦しさは、今度の新主役のお二人にはまったく感じられないし、でも設定は、同じ。
 本郷猛も優秀な科学者だったもんなー、髪の毛、ピコピコはなかったけど(笑)。
 ああ、それと蝙蝠男な、、、あの辺の主役敵役含めての「改造人間」の近似値ぶりまでオマージュしてくるとは、今までの名前弄りだけの「似非オマージュ」とは、本気度がかなり違うみたい。

 そうそう、ビルドが始まる前から気になってる万丈龍我こと赤楚衛二君だけど、仮面ライダーアマゾンズの長瀬役よりソフィスティケイトされてるってか、ギラギラ度が多少落ちてるような、、でも一応、ビルドはお子様対象なので、これくらいで丁度かな?てか長瀬テンションでやってたら主役を食っちゃうし(笑)。
 それと桐生戦兎やってる犬飼貴丈君のイメージってパッと見、植物系なのに、意外とワイルドだったり、不思議な持ち味してますよね。

 俳優さんの起用も「ベストマッチな奴ら」って感じで、今後、この二人のバディぶりが楽しみ。

 ここだけは昭和初期ライダーへのオマージュ止めて、1号2号みたいな独立した大人同士の共闘関係じゃなくて、もっと二人の関係性を弄り倒して、楽しませて欲しい所ですね。

 脚本、書いてる武藤将吾って人、映画の「クローズZERO」やった人でしょ。

 一年間、長丁場だけど、この世界観ならなんとか腰折れせずに、やってのけそうな予感!楽しみです。

 

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