仮面ライダーゴースト 第49話「無限!人の力!」
最近のJ・POPの歌詞って、雰囲気アゲの言葉羅列が多いってのは良くいわれてる事だけど、仮面ライダーゴーストは全部、そんな感じだったし、最終回はその総仕上げでしたんな(笑)。
なんで感動せなアカンのか、よう判らんのやけど、雰囲気で、これは感動せなあかんのとちゃうか?みたいな(笑)。
今までのライダーって、それなりに話に紆余曲折があって、最後はその紆余曲折の積み上げの量とか、旨さに比例して、主人公の最後の姿に、気持ちが乗っかってグワーッとなったり、なんだよーコレっ(プンプン)だったりしたもんですが、ゴーストの場合は年がら年中、「俺は人の心を繋ぐっ!人間の可能性は無限大だーっ!」とか毎日、雰囲気感動してましたからね。
それでもゴーストを演じてきた人々の気持ちは、ちゃーんと伝わってきましたよ!
そこがアニメと実写の違いと言えば違い。
特に仮面ライダーシリーズは、ホントの新人さんが1年間をかけて俳優さんとして成長する「リアル・ドラマ」でもあるし、西銘駿クン、いい顔してたよ。
これには全然、文句なし。
そういう意味では、今回の「お腹減ったyo-!」は良い設定だった。
痛みと空腹は生きてる証だっI木枯らし紋次郎、違うか。
おいしそうにおにぎりを食べるタケルな、西銘駿クン、ピッタリ。
それに、ちゃんとオニギリを準備してた御成、このノリは小粋!
でもさ、いくら仮面ライダーが「新人俳優成長リアルドラマ」の側面があるったって、それで一年、グダグダな脚本、我慢して見るのは無理。
感情消費前提のJ・POPは3分で済むけど、ライダーは30分×1年なんだぜっ!そこんとこ、ホントにお願いしますよ、東映さん。
そうそう、最近恒例の次期ライダーの顔見世興行、エグゼイド(ゲンム)登場!
しっかし、ライダーって不思議だなー、どんな無茶な造形やっても動くとそれなりに見える。錯視効果が働くのか(笑)、人間の目の習性って面白い。
それにエグゼイドの怪人キャラのデザインは寺田克也氏だから、こっちも安心できるし、制作陣が、とにかくライダーを「子ども向け」に寄せていきたいのはもう判ったし、それはそれでいいから、ワケ判らん、グダグダの全体構成と脚本だけはもう止めてケレ。