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ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

仮面ライダードライブ 第41話「黄金のドライブはどうやって生まれたのか」

 又、脚本が長谷川圭一氏に戻ってた。

 都会的(?)なニュアンスと言うより、話が湿気ってるんだよね、この人の脚本は。

 長谷川脚本って、時と場面によっては悪くはないんだけど、先週のドライブを見た後で、今回のエピを見せられると「なんだかなぁ」って思わざるを得ない。

 確かに蛮野の「剛…もうお父さんとは呼ばないのか?」の冷酷な台詞は流れとしては合ってるし、剛の悲しみの咆哮混じりの対ゴルドドライブ戦も辻褄は合ってるんだけどな、、。

 同じ事を描くのでも、描き手の「まなざし」が違うと結果が変わってくるのかも知れない。その「まなざし」って、口では上手く説明できないんだけどね。

 剛の苦しみとか見てても、いくら吹っ切れたからって自分の父親を「追跡、撲滅、いずれも・・・マッハ!! 仮面ライダー~~~マッハ!!」するのは辛いよね、それは判るんだけど、その辛さをなんだかしつこく「表現」されると、こっちはどうしようもなくて困っちゃうんですけど(笑)。


 って事で、話はさっそく切り替えて「ど根性ガエル」だ(笑)。

 なんだかこのドラマ、最終回に向けて「号泣の準備しておくように」みたいなレベルになって来てます。

 見た目は、なんて事ない変凡なエピソードが連続するホンワカ馬鹿話なんですけどね。

 上でも書いたけど「まなざし」勝負なんだな、このドラマ。

 脚本のこの「まなざし」に気がつかない人には、毎回、なんの意味もないアホらしげな漫画実写ドラマだし、気がついた人でも、大いに共感するか「そんな(主張)の見たくねーよ」と思うかに別れると思います。

 クワガタ獲りに引っかけて「生きてるだけでいいだろってことだい ひろし、根性で生きようぜ 生きてるだけで楽しいだろ 答え探してんのが楽しいだろ!」・・こういう台詞、シリアスドラマで直球で言われたら反応に困るけど、満島ひかるのピョン吉だと、そうそうと心密かにうなずいてしまう。
 まっchikaには完全ストライク、しかもここでの松ケン、平清盛よりずっと人間演技出来てるし、満島ひかるの声演技はサイコーだし、、。

 それにしても今回の松ケンが演じた、ひろしの社長は、ビートたけしの社長だなぁ、で普段のひろしは渥美清で、「松ケン<渥美清ビートたけし」という多重構造、やるな松ケン(笑)。

 おっと~、このドラマ、あんまり書いてこなかったけど薬師丸がかなり良い。

 まあ女優さんは、歳とってくと良くなるケースが多いなぁ。

 松ケンとか勝地涼君とか初めから演技派バリバリと呼ばれてる男優さんって、その分、自然発酵のハードル高いかもしんないけど、ガンバレ(笑)。

PS 「ど根性ガエル」のエンドで流れるザ・クロマニヨンズの『エルビス(仮)』痺れるわー。

 最近見た中では「リバース エッジ 大川端探偵社」のエンディングテーマ“サニーサイドメロディー(EGO-WRAPPIN)”に匹敵。

 

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