saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

「子供じみた大人」や「大人じみた子ども」

大人と子どもとの違いは何なんだろうと考えさせられた、今日の「響鬼」。
勿論、それって「子供じみた大人」や「大人じみた子ども」の数が少なかった昔の時代には、疑問にさえ上がらなかった問題だろう。子どもと大人を隔てるものは「困難に打ち勝つ強さ」と「困難から逃げない勇気」である・という非常に単純な事さえ気恥ずかしくて口に出せない今時、「響鬼」という番組が、ある種の清々しさをキープしながら特撮ヒーロー番組で、それらを提示している事に拍手を送るべきだろう。
それに加えて、響鬼が始まった頃に、一つだけ危惧した「中学生日記」のような説教臭さが「特撮」としての番組の面白さを台無しにしないかという不安も、今の所見事にクリア出来ているのも凄い。
響鬼がパワーアップした敵に敗退したり、後方支援者にその事を相談し、再び戦略を携えて攻撃の体制を立て直して「強さ」を発揮する部分が、「正義のヒーロー」としての大人のリアリティを支えているのだろう。
そして香須実(蒲生麻由)やみどり(梅宮万紗子)のヒビキに対して感じている信頼感がトレンディドラマにあるような表層に寄りかかるものではなく、共同体験や生活の中で生まれている事を巧く演出している所も見事だ。
確かに「謎で奇妙な敵」と「自らの力にさえ苦悩するヒーロー」ががっぷり四つに組む事によって生まれるアノ濃密な特撮特有の「空気」が、響鬼には薄いけれど、響鬼の強みは逆にそれを捨て去って、シンプルだが決して消え去らないテーマを追いかけた所にあるのだろう。

なんちてぇ、しっかし「響鬼」に出てくる女性陣ってちっちゃいのも大きいのも、そろいもそろって綺麗だねぇ〜。まっ、香須実が一番だけどさ。
でもさマカモー、、ヌリカベとか出てくるからさ「世界侵略のインボー」世界じゃなくて「ぼうや〜良い子だ」的だったり「おいキタロー」ぽかったりするのよね。
だって里山から降りてくる妖怪だからさ「自衛隊連れてくりゃ一発だよ。第一、鬼にしか倒せないって、一体、どんな体組織してんのよ。」なんか突っ込み入れたくなるのよね。
つーか、その辺は考えてあって例えば童子や姫が、響鬼みたいに額に指先当ててパワーアップしたから、「マカモーと鬼の変身原理は同じで実は、、」ってな感じで一大伝奇小説みたいになっていくのかなぁ。
それはそれで楽しみなような、今のままで行って欲しいような、、複雑だね。

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