saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

キーワードは正当性

 アメリカの横紙破りな軍事行動から始まったイラク戦争、この戦い、戦争に勝利し具体的なターゲットであったフセインがいなくなった後、予想に反して「イラク」そのものを相手に泥沼状態に突入した。確かアメリカ軍は解放軍だったはずなんだけどね。(しかも9・11の具体的な復讐対象者であるとされる、オサマ・ビン・ラディンは未だに発見できないでいる。)
 そして今、この混迷を解決するキーワードが「正当性」であるとは皮肉な話。
 一方、フランスのルモンド紙が、日本政府や世論が帰国した人質達に対する「自己責任論」やバッシング傾向を強く批判。
 chikaの中にも今回の人質問題については微妙な部分があってなんとも言いにくいんだけど、後で帰ってきた二人の青年の「謝罪の必要はない」の意見主張を聞いて、ちょっとしゃんとした気分になった。
 やったことが良いとか悪いとか、国民総評論家でつつきあってるんだけど、テロに屈しないという人間は安全な政治の奥座敷にいるままだし、ブラウン管の前に座っている我々だって、頭の中で「しっかりした判断のある自分」をシュミレートしてるだけの話。
 強い意志と行動力と現実を知っている人間達とは所詮、見えているものが違う。その「見えているものが違う」事さえ均一化しようとする精神や「国家」の役割に対する不見識、やっぱり日本っておかしくなってる。

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!