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ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

仮面ライダーゼロワン 第5話 「カレの情熱まんが道」

 

  初っぱなから「自我が芽生えたヒューマギア」とかいう台詞が飛び出してきて、えっゼロワンってそんな直接的な設定だったっけ?と思って見てたら、なんとなくエピソードで展開されてる内容自体が、理屈ぽいというか説教じみてた。うーん、、、「情熱」ねぇ。

 でも今度のは、前の寿司職人エピの時の「心」とも微妙に違う。
 語り口こそ熱血漫画ぽいけど、中身自体は学校の「道徳」の時間に出てきそうな仕様だし(笑)。
 この漫画アシスタントロボに芽生えた「自我」って、単純に「人間に対する反逆心」みたいでさ、ゼロワン設定の人工知能ワールドには、アシモフロボット三原則はまったく考慮されてないのか????って感じ。
 命令者の論理矛盾に対しての対処混乱ならまだ判るんだけど、ここで描かれてるのは、奴隷が反乱を起こす直前の心理でしょ。
 あんまり、人工知性の自我問題とは関係ない。

 それにこのエピソードのメインはヒューマギアじゃなくて、「情熱」をなくした漫画家だったよね。
 そして主人公が、その情熱を取り戻させてやる。ゼロワンってそんな作りだったっけ?

 で最後のクレジットみたら、脚本が筧 昌也ってゆー人らしい。
 これはいつもライダーシリーズ見てて思うんだけど、脚本が複数の人に渡る際は、最低限の世界観の共有だけは、やっておいて欲しいと思うのね。
 主人公のキャラ自体が、まったく違うときもあって、そんな時は、これは別の脚本家さんのだから「こういう解釈もありか」とか逆に思えるんだけど、こーゆー微妙なズレって、建物の土台が変わってるわけで、こっちの切り替えが追いつかないなら、ずれた世界観上で展開される話は見てて気持ち悪い。

 てか、このエピソードの結論って、「ロボット(人口知性)いらん、人間の情熱が一番大切!」って話で、本来、ゼロワンが追いかけてるテーマと逆じゃん(笑)。
 SFマインドがあんまりない人が「チャララーン」って感じで、この手の脚本書くとかならずこうなるって見本みたいなエピだったけどね。

 、、まあいいや。
 あそれと、人気漫画家・石墨を演じた上手かったね~。
 なんか、そっちの演技に見入ってしまって、違うドラマ見てる感じ。
 その上、勝矢さんの石墨の風貌が江川 達也氏に似てなくもなく、凄いリアルでさ(笑)。
 ってことで、ゼロワンについての感想はお仕舞い。

 

 それより問題は、「鬼滅の刃」が終わった事だな~。
 あれ、本当に作画・脚本・声優陣とエンタメとしてのレベルが高い。
 扱ってる内容が高尚かというと全然そんな事ないけど、エンタメとしては断然「高尚」だよ。凄いよ。
 何処かで見たような事のある「熱血」や「泣かせ」のエレメントを継ぎ接ぎ再構成してるだけなのに、なんであそこまで、流行の言葉で言うとエモい作品に持って行けるんだろ?
 日本の映像エンタメが、マーベルムービーに見習うべき点は幾つもあるけど、マーベルムービーと同じ位、エンタメ到達点が高い、まさに誉れの「アニメ」。
 当然、第二期があるものと期待してます。
 もちろん、映画の「無限列車編」も期待度大!

 

 

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