仮面ライダーゼロワン 第3話 「ソノ男、寿司職人」
仮面ライダーシリーズに登場する「タイムトラベル」とか「パラドックス」には、ご都合主義の独自なものがあって、あれにはいつも振り回されるんだけど、今回はどうやらそれが「人工知能の心」の問題になりそう。
てか「時間」関係は、まだその問題そのものが、想像領域にあるから、笑って済ませられるけど、「人工知能の心」の問題はまさに、「今そこにある」問題だからね。
「オッケーグーグル」とか「アレクサ」とかね、あーゆーの見てると「ソレは、もうすぐ」でしょ。
勿論、人間の仕事へのロボットの関わりとか、、こっちは既に始まってるよね。、、それともっと言えば「心とは何か」という哲学的な問題な。
その辺りを、生半可に触れるとヤバイんじゃないかと思うんだけど、かと言ってゼロワンの設定で、そこを避けて通れる訳もないし。
そういう意味では、ゼロワンって一番、難しいモチーフに手を出しちゃったんだろうね。
まあ今の所、どう見てもヒューマギアには、元から心があるよね(笑)。
それを話の運び上、「ない」事にしてるだけでさ。
そういうお約束を視聴者が良しとするか、どうかだよね。
でもそれでOKなら、ゼロワンの立てた世界観なんて全然意味はないんだけどさ(笑)。
しかしなー、第3話で「魂の寿司職人」を登場させたのは、ちょっと早すぎたかも。「お笑い」の時は、或人の「スベリ芸」で気持ちがそっちに向いていなくて、粗が見えなかったんだけどね。
一応、視聴のメインターゲットはお子様なので、キッザニアぽい仕掛けもやりたかっただろうし、第一、こういうフォーマットを設定しておくと話作るの楽だもんね。
でそれが自分の首を絞める事に、、なるのか、ならないのか(笑)。
ちなみにお寿司は、人工知能がなくても、既にかなり前から機械で握れてます。
で、人が握る寿司は高い。
そして「ソノ男、寿司職人」では、その辺りの仕事価値観や値段の仕組みに深く切り込んだ脚本展開、、、そんな訳ないよな~(笑)。