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ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

仮面ライダージオウ EP46 「2019:オペレーション・ウォズ」

 物語に対する褒め言葉で「意外な展開で面白い」という言葉があるけれど、あれ実は「物事には辻褄という因果律があって、その多くのパターンを人は理解し共有してる」って事の裏返しでもある。
 だから「次はこうなるんだろう」と予測していたものに、違う答えを見せられるとえっ?となるわけだけど、これは辻褄や因果が意味あって連続してるって事の裏返しでもある訳で、その連続性を馬鹿にしたような「え?」を連発されると「、、、なんだかなぁ?」って事になるのだ。


 例えば今回のオーラの扱いなんだけど、「やっぱりオーラはスウォルツを裏切ったじゃん」までは、二転三転の展開なんだけど「私はウールまで犠牲にしたのに」なんて表情を見せられると、ハァって思っちゃうのよね。

 自分にとってウールがそれだけ思い入れのある人間なら、前の出来事は何だったの?と。(まあ今後、ウールが又登場して、あれは芝居でしたよーんとか言って出てくれば話は別だけど、そうならそうで、いい加減にしろー!って話だけど)

 人の気持ちの連続性からして、今回みたいなのは辻褄が合わないし因果でもない。最後まで悪い女のオーラなら今回の展開でもよかったんだけどね。話の展開上の同じご都合主義でも、こういう辻褄の合わなさは気持ちが悪い。

 

 なんでこんな「箱隅楊枝」を言うかっててーと仮面ライダージオウの脚本はそれが多いと、いうか、ないがしろにされてる部分があるって感じだったから(笑)。
 いやこれは仮面ライダー脚本の宿命みたいなものでもあるんだけど、ビルドなんかの場合は、そんな辻褄よりも「俺達の熱血、強い絆が命だぜ」みたいなので押し切ってたしなー。
 ジオウの場合は、よく見ると、そういう部分がどっちつかずで弱い。ほら最近、ソウゴが怨念に燃えてスウォルツを睨み付けてる場面が多いじゃん。ソウゴってそんな子?しかもその原因が付き合いの浅いウールとかオーラなんだよ?

 まあ色々な脚本上の矛盾を吹き飛ばす「押し切り軸」が弱いのに、毎回歴代平成ライダーを召還して、未来の悪い自分をやっつけに行く今の良い自分の話だけで、ここまで話を引っ張ってきたのは、立派っちゃ立派なんだけど。
 、、、なんとなく構成としては、毎回過去の英雄が絡んでくる幽霊になっちゃった主人公の仮面ライダーゴーストに近いのか。
 そいういやゴーストもchikaの中の超個人的ライダーランキングでは最低に近かったけどな、、。

 まあいいや、ジオウって一種のお祭り企画だからね。
 そういや令和の終わりにはまた、こんな企画があるのかな?てか番組残っているのか?

 

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