「西郷どん」と仮面ライダージオウEP15
「西郷どん」が終わってしまいましたな。
西郷どんらしく「サイゴはドン」と終わるかと思ってたんですが、西郷・ど~んに、滑っちゃいましたね。
NHK、アホなんとちゃう?と思いましたよ。
史実通り、普通に終わってても、最近後半はちゃんと、まとめの方向でやってたから、普通に盛り上がって終われてたでしょうに。
なんで西郷さんが自害じゃなく、「明日に向かって撃て」みたいな歴史改変をやる必要があったのか?
(ってかNHKの「西郷どん」サイトには、登場人物紹介として別府晋介が自決する西郷の介錯をしたって書いてある。)
そうする事によってこのドラマが感動倍増し、言いたいことメッセージ発信力倍増ってならまだしも、演出的にも「???」やし(笑)。
第一ラストに行くまでに最終回としてドラマ、2・3回おわっとるやんけ、終わったと思ったら、また出てくるんかい、マーベルムービーの見過ぎやろ。
そんなん「西郷どん」でやってどーすんねん?
最後にこんなアホする大河って、いや大河に限らず、ドラマでこんなの最近見たことない。
最終回の半ばの瑛太さん演じる大久保の演説も良かったし、短かったけど高橋光さん演じる海江田の慟哭も泣けたし、、、なのに、なんでやねん、コレ。
まあ、全体のプロデュースや部分演出が最初からアホやったんやけど、、最後ましなドラマになってたぶん辛いわ、、。
って事で話はジオウだ。
こっちはなんとなく面白くなって来ましたね。
タイムパラドックスとかの方向から、脚本見たら、もう無茶苦茶なんやけど、ってかライダーシリーズで筋の通ったタイムパラドックスを扱えたのは、小林靖子女史含めて一人もいないので諦めてるけど、こんなご都合タイムパラドックスでも、なんとなく面白そうなのが、ジオウの場当たり馬鹿熱量。
こういうのも慣れれば悪くはないなーと(笑)。
でもオーマジオウがサノスの指パッチンのパクリじゃ嫌だなぁ、、でもライダーって、その時流行ってる映画のパクリを平然とやるから、なんとなくアベンジャーズとかアントマン&ワスプのとかのストーリー展開の肝とか雰囲気をいただいてきそう。
しかし井上君の士はいいな、ほんとジオウに絡んできてくれて良かったよ。
それでもってソウゴのとか主人公達の「小物感」が良い風にでてる。
ゲイツも龍騎のナイトと比べたら滅茶小物だし、で、なぜか偉そう(笑)。
彼らって、運命に弄ばれながらも懸命にガンバってる若者達なんだけど、それが悲壮じゃなく、一見俺TUEEEE風に時々見えたりするあたりとか、不思議な手触りが、どんどん強調されてるのね。
これ面白い演出だわ。
つまり「小物ヒーロー」分野の誕生(笑)。
でも結構、小物でヒーローって難しいよね。
最近じゃゴーストのタケルがそうだったけど、あれは作品自体が小物だった。
ってか、前回はそのタケルとソウゴがつるんでたけど、息ピッタリで笑ったよ。
まあ一応、ソウゴは将来、大物・オーマジオウになる予定なんだけどさ(笑)。