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仮面ライダービルド 第46話 「誓いのビー・ザ・ワン」

 今回のエピの冒頭、わざとらしい「ジュース」でのバーベキューパーティシーンが展開されて、武藤脚本もビルドがドラマらしく見えるように、それなりに色々考えてるんだなと、、でもそれ気にしてるんなら、今まで色んな部分で考えておいた方が良かった点がいっぱいあるのにな、、、とかしみじみと。

 って、もうビルドも最終回に近い。

 そして、ふと思い出したのが。仮面ライダーでは一話毎に、ライダーバトルシーンを入れなくちゃならないと言うこと。

 思えばこの縛りを前提にしながら、多くの脚本家たちが色々な工夫をして来たんだなって事ですね。

 chikaの記憶だと、その縛りより、物語自体の精度を取る覚悟を示したのが「龍騎」だったんじゃないかと思います。
 それ以外は、毎回挟まれるバトルが不自然に見えないように設定を工夫して物語へのアプローチを変えてみたり、はたまた、仮面ライダーは完全にアクションだけを見せるもの、他の要素は、そのアクションが不自然に見えないための「説明」と割り切ったものなどetcでしたね。

 前者のパターンだと、最近で言えば「仮面ライダーアマゾンズ」なんかがそうでしょうね。なんたって追っかけてるテーマ自体が、「命として、生きることと、闘うこと」なんですから、毎回、凄惨なライダーバトルが展開されても問題なし(笑)。
 後者は一杯ありますね、表面上、プロデュースする側は色々な理屈をくっつけてさも実験的な中身のあるような宣伝をするんだけど、中身は、ちぐはぐのボロボロってのも多い。
 最近だとゴーストがそうかな。

 あれワケワカメでしたね。

 最後辺りは新興宗教のプロモーション映像まがいになってたし。

(まあどんなライダーでも、これで飛び出してやろうとする若手俳優さん達は、頑張りまくっているんだけど。その魅力さえ封殺してしまう脚本にあたるとね、、可哀想。)
 ・・・ってな事を、ここであえて書いているのは、ビルドが、そういう視点で評価すると、どの辺りにいたのかな?って考え始めてるんですよ。
 次のライダーの名前が公表されたんですが、でもライダーはもういいかな?って正直思い始めてます。


 ライダーは、一方で海外ドラマやマーベルムービーの大成功があって、それを横目で見ながら「ドライブ」「エグゼイド」の二本で、新しい物語展開のフォーマットを手に入れた感じで、その上でビルドが地固めしてるなーって思ってたんですが、最近、なんとなくその地固めっておかしくない?って思い始めてるんですよね。

 NHK歴史大河なんて「江」辺りでグダグダの頂点を極めて、「真田丸」で古い血に新しい血を注ぎ込む新境地を開いて、まあこんな感じなら許容範囲と思わせて、「おんな城主 直虎」で折角掴んだ方向性を勘違いしてまたもグダグダ、「西郷どん」では巻き返すのかと思いきや、、、結局、歴史大河を、紅白みたいなへんてこりんな巨大バラエティショーに作り変えたいだけなんだと(笑)。


 ビルド、ここに来て使い古された平行世界ネタが飛び出して来て、それアカンやろ、もっと脳みそ絞って、上のレベルにいかんと、第一、武藤脚本のウリが「拳で話す」ならそっちでドロドロにやって最後の最後に、もういっぺん「仲間」話をブチ上げたらいいのにと思っちゃいましたよ。

 この時点で小手先の目先を変えることになんの意味がある?
 アベンジャーズですらああいう展開に持ち込んだんだから。
 まあ最後は、武藤脚本がお手の物の、映画クローズ「高校屋上駆け上がりバトル」で締めくくるみたいですが、、、。
 仮面ライダービルド、なんか「もっとやれたんちゃうの?」という評価に落ち着きそうですね、自分の中では。

 そして、これ以上、仮面ライダーシリーズは変化しないんじゃないかという予感もしてます。

 阪神タイガースファンじゃないんだから、過去の喜びを夢見て、何時までも、二度の栄光を追いかけていけないよ(笑)・

 この少子化の流れは東映さんでは止められないんだから、ほんと、今の内にもっと骨太な方向へシフトチェンジした方が良いと思うんだけだなー。

 

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