仮面ライダービルド 第17話 「ライダーウォーズ開戦」
新年早々、戦争シーンかよ!ってちょっと吃驚。
これはいよいよ仮面ライダービルド、本気で「ドラマ」やるつもりか!って感じが、前半10分位続いたよ。
なんとなく猿渡一海の初登場の仕方が予想してたのと違って、これ少年ジャンプか映画クローズの年少版ぽい?と思いつつ、それでも戦兎の科学者ぽい苦悩とか美空ちゃんの中の彼女の熱演で、「いゃーん、シリアスぅ、本気じゃん」とか思ってたんだけど、やっぱ戻ったね(笑)。
なんで戦兎、シリアスな顔して「みんな俺が悪いんだ」って美空ちゃんに上から被さっていたくせに、急に「俺は美空を守る!俺の愛する人達を守る為に戦う!」とか突如として思考回路が、ジャンプとかクローズに豹変するわけ?わけわからん!
そういう意味なら、最初から最後まで一貫してる筋肉馬鹿の龍我の方がずっとノーマルだよ。
大体やなー、戦兎、お前が悩んでた方がまっとうなんやぞ、ノーベル賞見てみいや、、バトルでケリ付けようせんと、天才やったら、自分の造り出した武器を無効化する研究せんかいな、、。ブツブツ、、。
そういや、記憶を取り戻したんやったら、田舎に放置したままの、甘い卵焼き造るカーちゃんに連絡の一つでも入れたったんかい!?
戦兎、お前、色々、やってる事、おかしいで!と突っ込みどころ満載。
それと北都の首相な、あれ絶対チガウダロー・トヨマユを意識してない?(笑)。 中の人が参考にしてるのか、監督が演技付けてるか知らんけど、あのノリは、よくある「オーッ、ホホホ」女王パターンじゃなくて、トヨマユ入ってるよ。
chikaには判る、何故って、自分のお仕事でも、あのニュアンスちょっと取り入れてるから、香辛料よ、女王様の香辛料。
って事で、開始後15分ぐらいで、いつものペースに戻ったビルドでしたが、やっぱ残念だったのは期待して待ってた武田航平くんの猿渡一海、、もっとアダルティな感じを想像してたんだけど、あれじゃ、ひねた龍我じゃん。
それともクローズのリンダマンぽい位置づけ?
どっちにしても武田航平くんの持ってる色気みたいなのが、生かされていないというか、なんか違う。
喧嘩大好き、むっちゃ強いでいいけど、武田航平くんのあの甘さというか引きを、もっと生かせる工夫して欲しい。
絶対「黙って俺の拳の話を聞け」みたいな台詞が、ハードに板に付く人じゃないから(笑)。
それと今回のエピで気になったのは、仮面ライダーグリスと仮面ライダークローズチャージが対になってるんだけど、これって同じ戦兎が開発したスクラッシュドライバー使ってるわけでしょ。
なんでこれが北都出身の猿渡一海が持ってるわけ?
まあ普通に考えれば、スタークがその技術を北都に横流ししてたって事なんだろうけど、タイミング的に見ると時系列から考えても、それ無理だよね。
まあ後付でなんとでも出来るようなもんだけど、少なくとも露出してる過去のエピソードだけ見てる限りには、スタークがスクラッシュドライバーの技術を盗み出すのは無理じゃない(なんかchikaが見落としてるのかな?)。
ソレできる可能性があるとしたら滝川紗羽だけだけど、そこまで話をややこしくする事は無いはずだし、、。
いやなんでchikaがこの細かい部分に拘るのかってゆー事なんだけど、ここに来て又、戦兎=葛城巧をひっくり返されるんじゃないかって、、その布石だったら嫌だなーって思うのよ。
今だって、戦兎は自分の過去に苦悩してる訳で、それが又、後になったら又違いましたー!ってなったら、脚本、遊びすぎだよ。
そしそうなるなら、それは仮面ライダー555の乾巧が「実はオルフェノクでした」みたいな展開で受けた、あの「嫌な感じ」の再来だね。
つまり驚かせる事が目的で、そこになんの意味もない。
その事実が判ってから最初からの各エピを思い出しても、伏線一つなく、内容的になんの逆照射も出来ない、ただ正体が人間からオルフェノクに「変わった」だけ。
あれは脚本家の手遊び。
chikaはあれで井上敏樹脚本から完全に離脱したんだし。
・・・・ビルドに限って、ないと思うんだけど、ほんとお願いしますよ。
でもなー、今回のエピ中でも龍我の冤罪を晴らす道がねーとか言ってたし、そんなの「戦兎=葛城巧」を全面に公表すりゃ済むことじゃん、何故しない?この混乱した状況下ではそれ無理って話なの?
でもそんな細かいデテールを整えてる脚本でもないしなー(笑)。
やっぱ、又、ドンデンがあるのか、、、。
うーん。
二つあるスクラッシュドライバーの謎の答えはスターク説にしてくれよー。
これ切なるお願い。