CRISIS 公安機動捜査隊特捜班 #4
ネットなんかで、このドラマの評価を見ると、真っ二つなんですよねー。
それも、その「真っ二つ」になる、成り方が普通のドラマとかなり違う。
言っちゃ何だけど、「ネウヨvsパヨク」の論争ってか、バトルみたいな、、。
表面上取りざたされるのは、主に「オチの付け方」が多いし、「脚本0点」とか結構良くある物言いも散見されるんだけど、金城脚本ってどう見ても脚本の出来事態がまずくて「0点」とか言われるような感じゃないよね。
つまり非難を要約すると、「金城、お前の言ってる事、言い回し、全部気分悪い、俺の視界に入ってくるな!」見たいな感情がベースになってる評価が結構多いんだよね。
chikaなんか、今回のエピ見て、気合い入ってるなー、直球勝負じゃんって思いましたよ、ホント。
脚本のテクとか、一応は背景にしてるけど、ホントはそんなのどうでも良くて「これってどうよ!俺、こう思ってるぜ」ってそのまんま。
なーんとなくシールズのデモ思い出した。
でシールズも、さんざん、ネットでウヨの皆さんにやられてました(ぁつ、一部マスコミは、表でも非難してましたが)。
いや内容がシールズの言ってる事と同じとは言ってませんよ、金城氏の方がずっと玄人だと思ってますけど。
「国家のことは絶対信用するな!」メチャメチャ百回当たり前なんだけど、これさえドラマで言わない言えないのが多い中「、いーやーこれって、面白、おかしい格好付けただけのドラマですから」とか言いながら、こんなにストレートに言い放つって凄いなと(笑)。
「相棒」とか「クロコーチ」なんかも、なーんか「虚構の中の虚構」みたいな感じで旨いこと誤魔化してそれやってますけど、CRISISは、そっちの誤魔化し使わないですから。
あっ、内容のほうだったけ(笑)。
有馬丈博教授やった小市慢太郎さんが、静かな中に緩急を付けた演技が良かったし、それに反応して色々飲み込んで生きてる稲見が見せる表情を、小栗君がかなり的確に演技してましたね。
漫画の実写版ばっか出てるとか、言う人もいるけど、確実に円熟しつつありますよ小栗君は。
演出面で言うと、まあ、まさかの時限爆弾不解除の方は、chikaなんかの場合、あれって青沼が登場してなかったら成功してたんだろうか?とかそっちの方が気になって。
有馬教授が「もう良い」って、ある意味、赦免みたいな言葉を爆弾解除してる二人に吐いたから視聴者の方も解毒されてるけど、あれって結果は稲見と樫井が有馬教授殺しを容認、追随したって事なんだよね、、。
それで、その教授が散り際、二人に「国家のことは絶対信用するな!」なんだもんな、、。
SPの時より、かなり「拗らせて」る感じがどうしてもするんだよねー。
もう言いたいことに、変なフィルター掛けたくないみたいな。
撮影の時に本物の拳銃混ぜてても、みんなドラマだからモデルガンって思ってるよな、フンフンって鼻歌交じりに書きたいこと書いてるみたいな(笑)。
で小栗君はこの仕掛けを判ってて楽しんでやってる感じがするなー(笑)。
で言っちゃわるいけど西島さんは、普通に真面目に田丸を演じてると。
あっ野間口さんはSPからの流れもあるし、意外と気付いてやってるかもー。