仮面ライダーエグゼイド 第22話 「仕組まれたhistory!」&機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 第47話 「生け贄」
高橋悠也脚本ってホント、最近の軽自動車みたいだね。
燃費が良くてスピードが出て小回りが効いてって感じ。
ただし事故に遭うとペッシャンコ。フレーム強度が弱いからね。
悪口って事じゃなく、もうこれは消費者側の選択で軽自動車を製造したり販売したりする側のチョイスの問題。
最近の仮面ライダー脚本って、企画含めたその辺りが、ぐちゃぐちゃしてて、スパーカーみたいなのが路地にはいりこんだり、トラックが商店街の真ん中に、、ましな時は、ちょっとは見られるけど、まあ全体の6割程度はグダグダだったな(笑)。
そう言う意味ではエグゼイドって、凄く、すっきり整理できてる。
ただし小回りが効きすぎて、今回みたいにアイデアの無駄な消費ってか、「そんなに話をコチャコチャ回さなくて良いのに、、ご苦労様」ってエピソードもあるなぁ。
今回の場合、基本、黎斗(岩永徹也君)押しが、メインなのは判るけど(笑。
って事で、話は鉄オル2。
こっちは上の例えで言うと、見栄えは、かなりユニークだけど中身はしっかり作り込まれた普通車だなぁ、、てか、今回のエピソードで、ようやく鉄オルの「落とし所」が見えて来たからそう言えるんだけど。
多くのファンが予想してるように、マクギリスの最後の切り札は、モビルアーマー起動だろうと思うし、これにバエルが絡んでる筈だと思う。
下手すると、マクギリスって最初から、火星にアリアンロッドを呼び込んで一気に殲滅、ほんでもってセブンスターズの浄化と再起動を目論んでた?ってか最近のマクギリス無能ぶり演出は、その伏線描写か?って感じだね。
で鉄華団の方は、アリアンロッドとの戦闘以上に、対モビルアーマー戦で全滅の予感。
特にミカは、自分の「新しい家族」を守るために死ぬって感じなんだろうな。
鉄華団は、「疑似家族」で、その中で、歪ながらも、本当の「家族」が生まれるってのはオルフェンズ物語の結末としては凄くノーマルな括りかただと思うな。
それにこの新しい「家族」「命」を終盤に持ってきたから、やっとミカを終わらせる事が出来るんだよね。
アトラとの間に生まれた命って要素がないと、あれだけの殺しをやって来たミカの結末を、物語として正当的に結べないもんなぁ。
ミカの場合、下手に生き残っても駄目だろうし、下手に死んでも「対価として当然だろ」って生き様をして来たわけだから、、。
アトラとかクーデリアって鉄オルのラブコメパート要因だとずっと思ってたし、今回のミカ・ハーレムもやり過ぎだろと思ったけど、最後の結末考えると、よく練ってあるわ、この脚本。
それとマクギリスの扱いなんかもね。
まあ、もっともこの話、マクギリスがモビルアーマーを覚醒させるって予想の元に成り立っている話なので、制作側はもっと凄い飛び道具があるのかも知れないけど(笑)。
どっちにしても疑似家族から家族が生まれたというエピソードを入れ込んだ事で、この物語は、どういう終わらせ方をしても、最後グダグダはもうないね、その点は安心して視聴できる。
後三話くらいかぁ、最後まで楽しませてね。