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ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

真田丸 第46回 「砲弾」

 これからの「真田丸」、幸村は活躍しても「スカッと爽やか」って訳にはいかないのは判っているんですけどね。

 「新撰組!」にしても、なんで三谷さん、こういう、「先が詰まってる題材」を大河でわざわざ選ぶのかなー。

 その癖、あちこちでコメディ要素をいやという程、ぶち込んで来るし。

 まあ「これが僕の(仕事)なんですよ」って言ってるのは、凄く判るんだけど。 これだけは、真田丸の冒頭の感想から書いてきてるけど、chikaの感性では許容しずらい所。

 いや、三谷さんの「泣いて笑って、あーナンボ。殆どの人の人生、こんな感じでしょ。」って言いたい事は、判るんですけどね、
「大河じゃ、笑えなくてもいいから、卑小な人生の泣き笑いじゃなく、大きな夢を見ていたい」ってのがchikaの本音。
 いや単発ドラマなら、面白可笑しくていいんですよ、、でもそれが、一年続いて、しかも最後は、どん詰まりになるのが判っているわけで、最後あたりは見てるのさえ、ザワザワして、ほんと辛い。

 それが、おそらくスカッと爽やかの最大の見せ場であった「完封」が終わった後のエピ「砲撃」の感覚的な感想。
 それと真田丸では、色々な場面で、「対置構造」と「繰り返し」が多用されてましたが、今回の「砲撃」見てて、幸村の「籠城」って、若き源治郎が豊臣に取り込まれて逃げ出せなくなったあの展開と「対置」されてるんだなぁって気がつきました。

 ただし、今回は、若い源治郎が秀吉のパワーに取り込まれるのではなくて、幸村としてのパワーを「豊臣」に行使してる所が違う。
 それは秀頼に「決めるのは貴男ですが、私はこの戦いに勝つためにいるのです。」と宣言した時に、確定しましたね。
 そして、そんな幸村を描きながらも、本能的に「城と共に滅びる道」を選ぼうとする茶々と「運命」として結びついている源治郎からフォーカスが離れない、、。
 うーん、これで「スカッと爽やか」になる筈ないですね(笑)。

 この「重さ」、笑いと軽さで「中和」するしかない。
 思えば、この一年、ほぼこのバランス感覚で「真田丸」はやって来たわけなんですね。
 はてさて、最終回では、どう落とすのか、、、それが楽しみなような、怖いような。

PS:ネットでは久しぶりに登場した調略プロ真田信尹や、スッパマン出浦で盛り上がってましたけど、chikaはああいう「楽しみ方」って理解は出来るけど、ノリは共有出来ない質なんで、「それだけで45分間の内容、補完しちゃうの、、、、。」って感じでしたね。

 まさか脚本書いてる三谷さんが、それを宛にしてるとは思わないけど、NHKのプロデュース側は、作品作りの時にこういう動きを意識してる筈だしね、、このネットでの反応、これからも「面白い大河」を常に期待してる我が身としては、まあ痛し痒しって所です。

 

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