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ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

真田丸 第39回 「歳月」

 なんかね、今回のエピソードは、「新撰組!」の後半に感じてた、あの秋口に感じるもの悲しさというか寂しさをね、やっぱり感じてしまいました。

 今度は、「新撰組!」とは違って、ただ切腹だけがゴールじゃなくて、大坂の陣があるから、その点はましにはなるだろうと思ってたんですけどね。
 でも九度山幽閉が15年ですからね、、ナレだけで「15年が経った」で、すっ飛ばすのはさすがに主人公がそこにいるだけに、いくら「真田丸」でも無理なんでしょうね。
 でもなー、大阪城伏魔殿編であれだけ長くやれたのは、その後に続くだろう大坂の陣真田幸村活躍編」がドーンと控えてるという期待値があったからなんですね、、。

 ホント、今回のエピソードは、あの「平清盛」の源頼朝・伊豆パートを思い出しましたよ。

 岡田将生クンのナレーションで「明けても暮れても、この暮らし変わんねー、、。」を何回聞いた事やら、あれはほんとウンザリした(笑)。
 でも普通なら、「こういうね、タメのパートがあるから後半の信繁の活躍がドーンと光るんだよ」って書きたいんだけど、三谷脚本の場合は、あんまりそういうケレンを使わないというか、「新撰組!」の時もそうだったでしょ、、。
 ホップ・ステップ・ジャンプっていうリズム感じゃないんですよ。

 ホップが3回・途中でバク転入れてステップが14回・ジャンプが、、、みたいなネ。
 信繁だって「くっ、くっ、そー今に見ておれ、徳川めっ!」雌伏生活15年みたいな描かれ方してないし、下手すると九度山ライフ、そのままでいいんじゃね?みたいな。

 それでも三谷さん、時代が信繁を誘い出したみたいな展開を最後に持ってくるのね。
 やっぱ、「新撰組!」の最後あたりの、あの感覚だわ、「滅びの美学」ならぬ、なんてか「滅びのケセラセラ」ね。
 でもネットなんか見てると、今回みたいな内容でも、みなさん色々、弄って遊んで楽しんでらっしゃるので、逆にそっちの方がスゲーっって感心しちゃいました。

 信繁&大助の囲碁を通じての家族ゲームとかねーーーあんな細かい事、褒め称えなくて良いのに、、って思いましたよ。小津映画か?って。

 それとか信之に対する「佐助の内心」とか、いらんとこに手を入れすぎてるんじゃないの?あんまり遊んでると全体のバランス崩しちゃうよ、とお節介ながら思ってしまいましたね。

  まあ残り10回だから「これは!」って切り替えにならんとも限らないし、期待して見てますが、今まで充分、面白かったし、そうね、もうこれ以上趣味に走らんといてーって感じかな(笑)。

 

 

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