仮面ライダーゴースト 第32話「追憶！秘めた心！」

　ようやく眼魔世界の謎解きが始まったかと思ったんだけど、冷静に考えると、今回やったのは、眼魔界の人間界に対する侵攻を止める為に、眼魔界の力の根源である１５のガンマイザーに対抗できる人間兵器として、ブランク眼魂に１５人の英雄の魂を詰め込んだのを使おうって所で、仙人のおっちゃんやらタケルパパやら五十嵐教授やらがチームを結成、でも直前に西園寺が裏切って、、って所までなんだよね。百歩進んで九十九歩下がる的。
　未だに、眼魔世界自体が何なのか？とか１５揃えるとタケルが生き返るという初期設定は、やっぱドラゴンボールのパクリで「願い事を一つ叶えてやろう」の中で効き目があるらしいと思ってたのに、それはそうじゃなく、ガンマイザーに対抗しうるだけの巨大エネルギーの一端であって、、、うん？この解釈でいいのか？（笑）。
　もしかして、個人脚本家にも脚本家相互にも、厳密な設定書みたいなのがないんじゃない？
　そのくせ、５０回の放映回回数をなんとかクリアしようとするから、「謎」で話を引き延ばさないと行けないし、これは想像だけど「大人の事情」で、急にスポンサー筋から「あれしろこれしろ」があるからワザと厳密さを避けて、設定をユルユルにしてるとか？
　まあ「仙人のオッチャンと司令官は同一人物なのか？」みたいなので、眼魔界成立の秘密が語られるのかも知れないけど、なんかこういう伏せ方をダラダラいつまでもやられると、凄く凄くストレス感じて、「今見てるドラマ」自体が面白くないんだよね。
　最近の仮面ライダーシリーズって、脚本家の面子によるけど、全体の構成がメタメタ（ワザと？）で、こういう傾向が強くなってるけど、駄目さ加減では、ゴーストがダントツでしょ。
　とにかく背景事情の説明が遅い、そんなのある程度の事はさっさと済ませて、その土台の上で、キャラを動かさなきゃ。
　シブヤがメインの回なら、それはそれでいいから、なんでこんな回に、今更、起承転結の「起」の説明を持ってくるかね。二つのテーマを一回のエピに同時に突っ込んで、とても上手く仕上げる脚本家さんもいて、そういう作品に当たるとすごい満足感があるんだけど、ゴーストはね、、、。
　で、五十嵐教授は再登場した時の唐突さを上回る唐突さで退場するし、お前は「風車の弥七」かよ。
　ってか「風車の弥七」の方が遙かに話の本筋に馴染んでたケド、モロさんの演技のパキポキ感半端ない。
　アカリを「凄い科学者だ」って言う台詞、、気合い入らないだろうなぁって（笑）。
　まあね、「細胞が逆成長してるんじゃなく時間が巻き戻ってる」っていう発想まではギリギリ許すけど、その無茶理屈でも、光線があたると建物が小さくなる描写はさすがにマズ過ぎ何じゃない？
　一体、幾つの年齢層の子供を主な視聴者ターゲットにしてるんやろ？保育所・幼稚園？（笑）。
　だったらいらん設定せずに、「スーパー逆戻り光線」だけで充分やん、その方がよっぽど分かり易い。
　それにしてもパパ達が騒いでた「人間の可能性」ってか、「タケルの可能性」って、タケルの過去の透視能力の事なの？違うよね？違うと言って（笑）。
　それか、どうやら次辺りで、タケルもようやく成仏するらしいから、その時に絡んで「人間の可能性」の「説明」が出てくるのかしら？

ＰＳ　同じ仮面ライダーでもアマゾンズの方は、平成ライダー初期のノリを引き継ぎ、それを若干ドス黒めに染め上げながら、制作陣が「このライダー、脂がのりきってまーす」って感じで只今配信中ですよ。
　エピ６では、橘雄悟役やってる神尾佑さんに、仮面ライダーオーズの真木清人演技が戻ってきました。メチャ面白い。
　最近、色んな男優さんが「キレた（怪演）」演技をしてて、それぞれが面白いんだけど、神尾佑さんのは、こうなんて言ったらいいんだろう、オペラみたいな堂々とした怪演ぶりで凄く良いのよね。
　それとエピのエンディングで、研究所から脱出した赤アマゾンが大型バイクに乗りながら、アマゾン駆除チームに入隊しちゃった緑アマゾンの乗るバンに併走して、やがて別れていくシーンね。あれ格好良かった。
　ああいう「キメ方」、何故か最近のドラマはせんからね～。

ＰＳのＰＳ
　このプププッでは、何回かカクヨムウォッチを書いてきてるんですが、その為にってか、まあ色々思う所があって、又、作品をカクヨムにアップしました。
　ウォッチを書くために、資格代金のつもりでエッセイをアップしてる感じなので、やっている行為自体は余り気合いは入っていませんけど、まあ、宜しければ見てやって下さい（かなりエロで、健全な人から見たら、何コレ百景）。
　って事で「ププッ」で、近々、カクヨムウォッチをアップします。