仮面ライダーゴースト 第30話「永遠!心の叫び!」
脚本が毛利亘宏、で監督が坂本浩一のタッグ、最強やなぁ。
小粒でおおよそライダー向けでない脚本書く人と、見せ場しか考えてない監督(ぁ、エロの方は別に問題じゃないです。ってか、この人って本当に「映画」監督なの?)の組み合わせ、、うーんと唸ってたけど、初っ端からビビッたぁ、何コレ、どっかの葬儀会社のTVCM?
「故人を忍んでナーム、、俺あの人のお陰で、うんたらかんたら」ってフミ婆ってこんなにすげぇ人脈あったんだぁ。
ずっとホームレス一歩手前の人だと思ってたのに。
もしかして若い頃の絵を描く夢の代わりに事業起こしてそれが大ヒット、老後は、自分の楽しみのためにタコ焼き焼いて絵の代わりに人を楽しませてたとか?
だって、あのたいして客もいないタコ焼き屋台でお金儲かってるわけないじゃん!多くの人の人生に影響を与え続けて来たタコ焼き婆さんってどんなんだよ(笑)。
それにあのリッチそうでしっかり者の娘、自分の母親、公園でポックリいかしてどうすんだよ(笑)。ってウワーっ何コレ?こんなヤブカラボー、ヘイ、グミだぜぇ!みたいな進めかたでいいの?って思ってたら、今度は、ビルズはホントは被害者?って展開。
俺、本気で騙されちやったよ。
だってこの脚本レベルなら、こーゆのあり得るって思ったから(笑)。
でも素直にイゴールのうった一芝居だったのね、ドキドキしちゃったよ、最近頻発してる自動車の暴走同様、「脚本の事故現場」は目撃したくないからな、、ふぅ良かった。
で、アランのタコ焼きアクション!!タコ焼きアクション!!タコ焼きアクション!!!!!!!!最高だぁああああああ!俺、涙出て来た。
アランの子、もし俳優でブレイクする事があったら、このタコ焼きアクション、一生ついて回るんだぜぇ、制作サイドももう少し考えてやれよ。
アレ、お笑いなら「勲章」だろうけどさ、今はさ「若手の仮面ライダー出身俳優」って呼び方、一種のステータスなんだぜ。・・・でも面白かったけどな。
後は、アラン役の彼があれを自分の一生使える「持ちネタ」に出来る程、成長してる事を願うのみ、、、サ。
って所で、場面はキメキメ3人ライダー揃い踏みから怒濤のアクションへ、、コレ、やりたかったんだろうな坂本監督。
この人、こーゆーのだけ撮っていれば良いんだよ。他の場面は違う人に任せてさ(あっエロは可、小宮有紗のチェーン巻きとかさ、その他は絶対不可、話が「安く」なるだけだから)。
それと例のタケルの不調さ、、俺はてっきり、火野映司パクリと読んでたんだけど、同じエイジでも、どうやらサイコメトラーEIJIの方ぽい、 それか野村萬斎かよ(笑)。
もう「主人公は死んでる」って設定も、既に死んでる脚本展開してるんだから、もうこれ以上、身の丈に合わない設定持って来ない方がいいと思うんだけどな。
所で仮面ライダーアマゾンズ見てて思ったのは、あれって「最近の平成ライダーが失った牙を」みたいな勇ましいもんじゃなく、なんだか「初期の平成ライダーの夢をもう一度」みたいな感覚が大きくて、そんなら新しい才能に、あんたらの言う「牙」を託してやれよって感じなんだけど、それでもやっぱゴーストなんかに比べると桁違いに面白いんだよね。
そこで俺、改めて、ライダーって、その荒唐無稽のライダーアクション世界に、「話」を一生懸命繋げようとして来た努力の上に、成り立ってんだってアマゾンズ見て気がついたんだよ。
「話」の方はなんでも良いわけで、最近じゃドライブみたいな刑事物でもいいし、それこそ死人でも良い(笑)。
でもその話を目一杯、「荒唐無稽のライダーアクション世界」に繋げる努力をしないといけないんだよ。
アベンジャーズとかが面白いのはそれがあるからだろ。ゴーストはそこん所が完全に逝かれてしまってる。
アクションはアクション、話は話になってるからな、、それで話は話で脚本家のライダー愛皆無の手遊び感全開だし、見てて面白いわけがない。
だから、ゴーストは内容なんてどうでも良い小ネタ拾うだけのハチャメチャな回の方がかえって面白いんだろうなぁって思うのよ。
PS なんだか悪口ばっか書いてるので、書いてる方も疲れるんだけど、今回のエピソード見てて一つだけ救われるのは石の上にも三年じゃないけど、タケルのキャラがそれなりに立って来たって事だな。
マコト兄ちゃんとアランと三人で並んでると、タケルって柔らかくて薄ボンヤリしてるけど、それなりに接着剤的リーダーってかTOKIOの城島リーダーみたいな(笑)。
頼りないけど、何故かみんなに愛されてそれで結果的に目標達成してしまいました、みたいな。
多分、これが実際の俳優さんが中の人な特撮の強みだろうな、、いくら脚本とかがペケポンでも、生きてる人間が醸し出す雰囲気って強いからね。