saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

螻蛄 4話

 「疫病神シリーズ」の前作である「破門」が、笑いあり暴力あり人生の機微ありのトライアスロン競技なら、今回の「螻蛄」は、フル凶暴・悪漢の短距離競技って感じかなぁって思ってたんだけど、第4話は、一気に桑原と二宮の関係描写へとボリュームアップで振り戻して来ましたね。

 元勢羽組のチンピラを拳銃で本気で殺しそうになってた桑原を、普段ヘタレな二宮が、根性決めて必死でいなす描写が、凄く印象的なエピソードでした。

 二宮は「凶暴な友人の蛮行を自分の身体を張って止める善良な人物」ってわけじゃ、全然ないけど、その全然らしくない二宮が思わず本音で必死になってる所が桑原を動かしたんでしょうね。

 普段は二宮を玩具にして喜んでる桑原が、自分を止めてくれた二宮に、「黙れ、虫けら」とか、子どもが口にするような悪口を言っちゃう所が、桑原の本音が見えたりして。

 あのシーン、演技的には濱田岳君以外の人がやったら、もっとスムースに「心を打つ」ような感じになったんだろうけど、chika的には、どちらかと言うとたどたどしくて必死さを感じさせるあの時の濱田岳君が、あれをやったって事の方が印象に残るなぁ(←変な言い回し)。

 それと桑原が煮え湯を飲まされた2500万の取引、「えーっ、さすがの桑原さんも」って思ったのは二宮君だけではないですよ、視聴者の方も、いつドンデンが来るのかって見てたけど、とうとうスルーしちゃって「あ~あっ」って諦めたら、やっぱ巻物は偽物、やっぱ桑原は桑原(笑)。
 それと「そんなんばれたら今度こそ殺されますヨ、桑原さん」といいながら桑原に付いていく二宮君。
 今の時期の「静電気」現象に、桑原と二宮が出会った「化学変化」をなぞらえた車のキーの受け渡し、格好良かったですね。

 バチッ!

ちなみにchikaは静電気が大嫌いです(笑)。

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