saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

「カクヨム」から学ぶ経済と社会 3

 前回紹介した「パブー」の場合は、自分で作った作品を無料配布の形でも紹介できますから(どちらかと言うと無料の方が主力かも)、「カクヨム」との比較が容易です。

 それに「販売」っていう側面もありますから、運営側もシステム作りにはそれなりの工夫をしています。
 そんなパブーさん参加の中で、数作品を「販売」した経験上思ったのは、もっと沢山売るために「自分で自分の作品を買い続け得れば良いのでは?」という事でした。

 そうです、パブーサイトに実装されているトップ画面のランキング表示機能を利用するんです。

 ランキング表示は、今のカクヨムみたいに文字主体じゃなくて、小さな本の表紙画像と必要最低限の情報付きで、ズラッと並びます。実際の本屋さんのイメージで、表表紙だけ本棚にずらりと並べたイメージですね。
(もしこの表紙群が全部まともなものならパブーさんのトップはカクヨムさんなんて目じゃないほどオシャレだったと思いますよ)
 このトップ画面では「最近売れた本」「人気本(有料)」とかのカテゴリで、それぞれの項目で7作品表示されます。

 でそれぞれの末尾に「もっとみる」の導線アイコンがある。そこから「次」に入ると、次々と売れた順、人気順で作品がズラズラと永遠に底を付くまで表示される。
(単純な仕組みだけど、結構使いやすいです、)

 このサイトに訪れた人が作品を探すと、あるいは買うとしたら、当然トップのこの画面から見ていきますよね。
 特に、さしたる目的もないままに「何か買ってみようか」なんて人は、ハズレを掴まされたくないから、当然「良く売れている」本を指標に、自分にフィットするものを探していく。

 だから目立つために、自分で自分の作品を買って順位を上げれば良い。

 そうすると表示チャンスが増える。

 露出が増えると売れるチャンスも増える、もし買って貰えれば、自分で買い支える頻度は低くなるって、好循環が生まれる(笑)。
 もう完璧な、「経済」ですね。
 自分で買っても、そこには利益が生まれるから実質の出費は少ない。その出費は広告料と思えば良い。で、広告で純粋に何人かの読者を獲得できれば、それこそ純益
 chikaはやってませんよ(笑)。自分が寂しくなるから。

 良いとか悪いとかの問題じゃなくてね。逆に「自分の作品を愛してて自身があるなら、それくらいしろよ」って言う人だっていてもいいと思ってるし。でもchikaは、そんな自演はやらない、出来ない(笑)。

 実際に、パブーでそんな類の事をやっている人がいるのか、どれ位、いるのか?知りませんけどね。

 でもランキングシステムには、やろうと思えば色々な工作が出来るという事と、そこに訪れた人間は、そのランキングを大きな指標にせざるを得ない事実だけは厳然としてある。

 それを運営側がどれ位受け止めて、対処するかって事なんですよね。
 例えば、あるサイトで、ランキングを頼りに買い物をする、頻繁にする、でもその度に「何コレ?」という残念感をその度に消費者が感じる。それが積み重なると、そのサイト自体の信用性が失われる。これも当たり前の現実。
 原則論としては「良いモノを良く売る」、これが正に王道でしょうね。
 だから「良いモノ」を見つける必要と、「良く売る」方法を常に追求しなくてはならない。そして時々は、悪さをしてハッタリを噛ましたり、消費者を煽ったり、偽ブームを仕掛けてみたりってね(笑)。

 でもこの二つ、バランス崩すと厄介でしょ?だから軸足は常に前者にある。・・・ってchikaは思ってますが、「良いモノを良く売る」っても滅びる企業があるのが世の中、難しいですね(笑)。
 さてカクヨムさんは如何に?って所でしょうか。


 ちなみにchikaがカクヨムさんにエントリーした作品の週間ランキング、30位台にあったものが、一日足らずで100位台に落ちました。

 二・三日前に実験的に別の新しい作品の「一節」を投入してみたんですが、そっちの方は実質的にPV数はずっと0です。

 素の人が普通にやったら、そんなものじゃないですか?

 それが「上位」も「中位」も、底辺・圏外以外はランキング変動が実に妙な具合です。

 出品者さんたちの諸々の営業活動以外にも「カクヨム」遊びをしてる人がいるんかなぁ(笑)。

 それに毎回変わるカテゴリー事のランキング表示の足切り数ね、増えたり減ったり、増えるのは参加者が増えてるから母数が増えてるでいいんだけど、途中で「時々」減るのはナゼ?(笑)。

 とまあ、今回はカクヨムさんのランキング機能についての疑問と、世の中の経済について少し触れてみました。

 続きは、又、次回に。

 

 

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