仮面ライダーゴースト 第11話「荘厳!神秘の目!」& 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
仙人のおっちゃん曰わく「なんと呆れた男だ」って、そりゃchikaが言う台詞だよ。
「なんと呆れた展開だ。素人の下手読み通りの脚本じゃねーか」って(笑)。
しかしchikaがマコト兄ちゃんなら「タケル。お前、そんな事してほんと大丈夫なのかぁ?お前、時間区切られてるんだろ?こっちは数が揃えばいいんだし、妹ももういいって言ってるしさ。ちょっとくらいなら様子見てもいいかなーって思ってたんだよ」とか、妹が生き返ってから言ってそう(←ズルッ)。
まあ、マコトがあんなに焦ってたのは、過去の巻き込まれ事故の本質とか冥界ルールとかの関係があるんだろうけど、そこん所は何も説明がないままなんで、こういう感想になるわな。
でもいまや眼魂は簡単に手に入ってデフレ状態、早く新たな別の展開を突っ込まないとテンション下がり放しなんですけど、、、。
って事で話は、毎回、テンションが下がらない「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」。
アニメ見て、視聴後に各場面の「意味」を反芻するってゆーのは本当に久しぶりなんだよね。
大体、TVクラスだとドラマでもアニメでも見てるその瞬間に感情とか意味とかを消化しちゃって、思いは後に残らない事が多いんだけどね。
多分、オルフェンズ見てると、今の日本の貧困の問題とか、それで犠牲になってる子ども達の事とか、そーゆーのがリンクしちゃうんだろうね。
しかしミカって凄いキャラ造ったよね。
普通のアニメだったら、自分と同じ境遇の人間だって判ってるのをあんなに簡単に殺さないでしょ。
やったとしてもそこに至るまでは「主人公の苦悩ロード」が用意してあったり、「不可避的状況」の伏線があったりするんだけどね。
ミカは最初からマサヒロ以外は眼中にない見たいだし、そのマサヒロの事も、出来るだけ救う努力はするけれど、限界が来たら切り捨てるよってスタンスだからね。
まあ多分、このミカのスタンスが物語の最後に「オルフェンズの涙」に転換されていくんだろうけど、今から考えても切ないなぁ。
脚本も、ブルワーズ奇襲に斥候出撃する前の「先に行くんだってな。ヤツらが出てきてそん中にもし弟が…昌弘がいたらそのときは…」と「分かってる。昭弘が来るまで適当に相手して時間稼いでみる。ただこっちがやられそうになったら約束はできない。その…悪いけど」というアキヒロとミカの会話から繋げて、斥候出撃中のラフタとミカの「いいっていいって。昭弘の弟助けに行くんでしょ?んな話聞いちゃあこっちも黙ってらんないっての」のずれた会話に持っていく所が、ホントに上手いよね。
まるで「おい(テレビの前で見てる)お前ら、この現実判れよ」って言ってるみたい(笑)。