saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

「無痛〜診える眼〜」とか「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」とか

 仮面ライダーゴースト、例によってニチアサの宿命で1回お休み。
 昔だと定例のライダーライブ視聴が出来なくなってイライラ感が高まるんだけど、ゴーストの場合、1回休みでも全然「無痛」です(笑)。
 それよか問題なのは、今期は「これ感想を書きたい!」って思えるTVドラマやアニメが結構多いって事ですよね。
 数が多くて処理しきれない。
 それに、脚本があーどこーだとじっくり感想を書くタイプの作品じゃなくて、感覚的に面白いのが多いのでそれも難しい所。 

 一応、chikaも大人なので、何書くにしても「あー面白かった」って一行だけじゃ済まないので(笑)。
 でも今期は、実際の所「あー面白かった」で済んじゃう作品が多いんだけどね。


 その中でも「無痛~診える眼~」は、書き所がある方かな。
 #4では、前回に続き、またまたミスリード喰らわされてしまった、でもこーゆー騙されカタは視聴者としては大いに結構ですよね。
 時々、「一体、何様の積もり?」って問いかけたくなるようなミスリードをこさえて自己満足的に喜んでる作品もあるけど、これは違うな。
 根底にあるのが「視聴者愛」のミスリード(笑)。
 それに構成も面白かった。
 高島先生のカウンセリングシーンがザッピング的にド頭から来て、これ後になって、絡んでくるんだろうな、と思わせながら、話は佐田のストーキングでドンドン展開していって、すっかり冒頭の仕掛けは本筋には関係なくて別のエピ用の伏線なんだと思いかけた頃、ドカーンだもんね(笑)。
 しかし高島先生、最初登場した時からこの手の女性ヒロイン・臨床心理士にしては、何となく「弱そう」だなって思ってたけど、まさかこーゆー男に簡単に付け入られる女性だったとはね。
 それに演じてる石橋杏奈がそういう女性役が凄く上手い(笑)。
 対比効果で、高島先生の横に並ぶ為頼先生が、凄く健全で善良・温かい男性に見えて仕方がない。為頼先生は卑しくもMOZUで主役を張った男だぞ(って違うか)。
 そうそう早瀬・太田刑事コンビって、ただ突っ込むだけじゃなくて意外と刑事としての観察眼とか推理力もあるのね。
 高島先生のおびえた様子を見て彼女の部屋の玄関先に残されたタバコの吸い殻を阿吽の呼吸で回収、これには吃驚した(笑)。
 でもこういう前振りがあるから、早瀬が彼の能力でサトミにってか、サトミが関係した事件に絡んでいけるわけで、ただの猪突猛進だけじゃ話が進まないもんね。
 まっ、そんな感じで、簡単には先の話の展開も読めず、その分、視聴者は楽しめるってわけで「無痛~診える眼~」については、これから先も全然。無痛です(笑)。

 そうそう無痛と言えば、こちらは人がガンガン殺されて「痛すぎて」、全然・無痛じゃないけど面白いのが、「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」です。
 話の方は特に目立った所はないんだけど、兎に角、面白い。
 ってか脚本や演出レベルは、劇場映画のそれに肩を並べてて、これは凄い事なのかも知れないけど、多くのアニメは既にその域に達してて、そう言う意味でオルフェンズだけ特筆する部分がないんですよね。
 逆に言えば、既存の国内TVドラマや映画の方が伸び率が低いんだろうと思う(イヤミ)。
 オルフェンズの場合は、その脚本水準と劇場映画的な見せ方を上手くアニメという世界に落とし込んでいる所が面白さの1大要素なんだろうね。
 ミカの寝ずの夜警シーンにさりげなくクーデリアとのやりとりを絡めたり、その前後に粗末なベッドで寝ている孤児達の姿を挿入してみたりしながら、テンポ良く大人の裏切り策略を描いた後で、宇宙戦のシーンへと雪崩れ込む、ソツがないと言うか、普通の実写ドラマでこれを30分程度の尺の為にやったらいくらお金があっても足りない(笑)。
 それともう一つ、オルフェンズの凄いところは時代性かな?
 意外と今の日本は、直接的な戦後じゃないけど、違う意味で「焼け跡」で「孤児」が一杯いる世界なのかも知れないよ。
 「戦後の焼け跡愚連隊を描いた邦画のエネルギーを感じさせる」って言っても映画マニアじゃないと分かんないだろうし、多分、この脚本書いてる人もそういう自覚はないんだろうけど、誰からも見捨てられ、自分たちの才覚とエネルギーと連帯感だけで生き延びる状況って、事実として国や時代を超えて結構あるし、そういう姿を作品にすると結構魅力的なんだよね。
 それにもしかしたら、この世界ってそんなエネルギーが必要になってきているのかも知れない。
 破壊と荒廃は、なにも物理的な戦争だけがもたらすものじゃないからね。「オルフェンズは実は君たちだ」なんてな。
 それがこの時期にガンダムとして放映されてるって事自体に何か意味を感じるのよね。
 それとアニメだと「ハイキュー!! セカンドシーズン」だね。
 第5話「欲」の日向・影山の大げんかシーンには泣いた。これは理屈なし(笑)。
 なんでああいうストレートな部分に他のドラマとかが切り込めないんだろうね。不思議だな。
 あっそうそう、相棒14は、脚本によって凸凹が激しすぎるから、これは毎回、感想を書く必要はないな。
 第3話「死に神」はカスだった。

 詰め込みすぎの消化不良、アイデア倒れ、脚本書いた人の自己満足以外に誰も得してない(笑)。残念ながら今の日本の映画やTVドラマの脚本にはそう言うのが結構多い。
 水谷右京&冠城隆史の渋格好良いコンビがやっても脚本が駄目の時は駄目、、。
 つられてなのかは知らないけど冠城への演技の付け方も、なんだか妙だったなぁ、本人が意識してるのか、周りがそうさせてるのか。

 美容整形でも綺麗の方向性のコンセプトが迷走すると、、ドツボ(自戒)、、、関係ないか(笑)。


PS テレビ東京の「釣りバカ日誌 新入社員 浜崎伝助」も面白いよ。chikaは映画よりこっちの方が好みかも。

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