仮面ライダードライブ 第47話「友よ、君はだれに未来を託すのか」
霧子が「戦って」って言いながら、折角、ベルトを投げて寄越したのに、それを拒否する進ノ介。
ここは吃驚したなぁ。
基本、今までのライダーなら「主人公の絶体絶命のピンチに間に合ったヒロインの助けを受けて」って展開なんだけど、真逆。
しかも今までなら、例え進ノ介が変身を拒んでもハートの方が、そんな進ノ介に躊躇して攻撃を止めるとか、ワザと負けるとかするんだけど、このエピでは完全に本気モード。
スゲー!どうなるんだぁ?ってドキドキしたのに、あっけなくハートが限界(笑)。
そうかぁ、そうきたか?やるなーって思ってから、その後に続くハート&進ノ介の名台詞があんまり心に残らなかったよ。
でも印象としては完全にブレードランナーのジュブナイル版だったなぁ、ブレードランナーのラストは綺麗でも苦い味がしたけど、ドライブのはあくまでも綺麗で爽やか、子ども向けという番組枠を考えると実に好ましく「まっとう」です。
スッゴク納得する清涼な幕切れなんで、浪花節大好きなchikaは怒濤の感動も沸かず(笑)、このまま終わるのも又良しとか静観してたら、ベルトさんとの別れの時が、、、ホント、こっちの方でしみじみと泣いてしまった。
30分未満という流れの中で何発「感動」モノを仕込んで来るんだぁ、ドライブ。
感動の連べ打ちやー!で、放浪の剛にはハーレー博士再登場。
「本当に自分のことを思ってくれる人が家族だよな!」なんだかハーレー博士に目線外して照れながらそう言う剛が果てしなく可愛い(元気すぎるハーレー博士に引いてただけという見方もあるが)。
そして最後の最後に、多分、視聴者全員が気になっていたであろうチェイスのコピー元人間が登場!これ制作陣からの気の利いたサービスだったね。しかもちゃんとそれが番組の「ピリオド」になってる。オシャレ!
なんだか凄く絶賛してるなchika。
だから逆に、つくづく1年間の中期辺りのダレが惜しかったね。あれもし違うテーマのつっこみしてたら視聴率含めてかなり良い線行ってたと思うんだけどな。
このエピにだって次回作のゴーストをちらっと入れてみたり、後半期の脚本は映画との整合性をかなり意識してみたりと、脚本の構成力に不足はない筈なんだけど、それでも1年間、ある程度のレベルを保ちながらズーッとって言うのは難しいことなのかなぁ。
PS 「ド根性ガエル」の最終回は、、うーん、変な親戚の人に人生についてお説教されてる感じがして、どーもなー・・親戚だから文句も言えず、かと言って、素直に頷いて聞いてたらこっちの事、変に誤解されそうだし(笑)。
でもエンドロールで流れる「彷徨えるひろし」イメージって、最終回に繋がってたのね。
あれ、ずっと勘違いしてたよ。
ってか「ピョン吉を失って悲しみながらも大人になるひろし」って感じで、作品テーマ含めてミスリードさせてたの?
もしそうなら凄い策士だね。でもそんな企み、あんまり意味ないし(笑)。