仮面ライダードライブ 第44話「だれがハートを一番愛していたか」
チェイスの恋愛エピソードをどう畳むのか?心配してたんだけど、さすが三条脚本、すっきり後味良くまとめましたねー、良かった良かった。
「だがこの胸の痛みがむしろ誇らしい。人間に近づけたような気がする。俺は霧子を愛している。だから彼女の愛を守るために戦おう。人間が未来へと紡いでいく、その絆こそが愛だ」
失恋しても偉いぞチェイサー、その変化を見るとまるでアベンジャーズ2のヴィジョンみたいだ(笑)。
人間と異種対立物作品の後味と言えば、アベンジャーズ2もそうだけど「猿の惑星: 新世紀」なんかを思い出すんですよ。
特殊進化の猿のシーザーが昔の人間との友情を思い出しながら一旦、対人間戦争を回避するんだけど、この闘いはどうしても避けられない運命だという事も知っていて、それが映画の終わりの最後の引きになってる、、あの下り。
秀逸でしたが、ああゆうティストって仮面ライダードライブには似合わないと思うんですよ。
実際、今回のエピソードでは、ハートはブレンの献身的愛とその死によって「グローバルフリーズ」という最優先事項を一瞬忘れて蛮野への復讐という極めて人間的な感情に押し流されてしまって、この時点では深刻な異種間の対立構造が無くなり進ノ介陣営との共闘ぽくなっていましたからね。
まあ最終回に向かって男泣きするるようなハートと進ノ介の闘いは外せないんでしょうが、実質的にはロイミュードの代表であるハートと人間の代表である進ノ介は分かり合える方向で描かれるんでしょうね。
それが良いんじゃないかな、仮面ライダーは。
それに三条脚本がメインだし(笑)。
しかしそれにしてもブレン、良いトコ持ってたなー、ブレンのあのキャラ立てでここまで持ってくるとは、こう言う所はさすがだね三条脚本、このセンスがあるからハート様がムチャ格好良いんだろうな~。
で次はチェィサーの退場回?
ずっと前に、剛のわだかまりを解くのはチェイサーだろうって書いたんだけど、その絡みで話が動くのかな、、。
ハンカチの用意ぽいけど三条脚本のはさっぱり味の涙が出るから健康の為に良い感じ(笑)。
PS 涙と言えば、毎回ジーンさせる「ど根性ガエル」だけど、第7話は、話全体がちょっと蛇足ぽかったかな?
ひろしの馬鹿な「彷徨い」を、何回かエピソードで積み上げないと、この世界観自体の深度が深まらないのは判るけど、既に構成としては贅肉が多くなって来てるから、こーゆーのってしんどいかも。
かと言って2時間程度の単発スペシャルドラマじゃちょっと尺が足りないだろうし、難しいよなぁ。
所で、ひろしってピーターパンみたいだなぁって思った(そうそう、古い概念だけどピーターパンシンドローム)。
そしてピョン吉はティンカーベル。
まあ無理に当てはめるとゴリライモはフック船長。
ドラマ中ではゴリライモはネバーランドの住人じゃなく「こっち側」の人間として扱われてるみたいだけど、7回のエピソード見てるとやっぱゴリライモはフック船長だね(笑)。