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ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

仮面ライダードライブ 第43話「第二のグローバルフリーズはいつ起きるのか」

 同じ恋愛系コメディでも三条脚本になるとガラッと印象が変わりますね。

 正直、長谷川脚本よりずっと好きです、面白かった。

 語り口が同じ恋花でも、霧子本人との絡みじゃなくて、普段から人間関係が濃密な人物との掛け合いで話を上手く拾ってる。

 ベルトさんと進ノ介、チェイスと進ノ介、チェイスと剛みたいな組み合わせね。

 そこにベルトさんの「ふふっ、なんだか回路が温かい。」とかの台詞を何気に挟んでくるのが上手い。

 長谷川脚本だとそれぞれ登場人物に対する評価ってゆーか思い入れが冷静すぎて「暖かな面白み」を感じるより先に、人にあらざる者チェイスの悲哀だとか剛が背負っている苦しみの方が先に出てしまってコメディが湿気ってしまう。

 チェイスの正眼に構えたコップストローチューチュウーが可愛いく見えるのは間違いなく三条脚本でしょう(笑)。
 それにしても竹内涼真君も上遠野太洸君も最初の頃と比べると随分、演技が上手くなったね。

 まあ仮面ライダーアギト要潤君の飛躍振りと比べるとまだまだだけど(笑)。

 兎に角、楽しめました。仮面ライダーが最終回近くになって「楽しめる」、コレ大事!!

「楽しめる」と言えば「刑事7人」も、話が都合良く作り込み過ぎなのは何時も通りなんだけど、でんでんさんの演技が良かった。

 でんでんさん、配役によって仕上がりが全然違うんですよね。

 役者でスタートした人じゃないだけに、どんな役でもOKみたいな演技じゃないんだけど、存在感そのまんまでやるから、填ると凄い。 でんでんさんが「ホントは死にたくないんですぅ」って机に突っ伏して泣くシーンは、ぐっって来ましたよ。

 お陰でヒガシもその照り返しで、人の心が判る渋い主人公像を確立できてるし。
 でその次は同じ刑事物で「石の繭」。これも楽しめましたね~。

 木村文乃演じる新米刑事塔子のワーワーキャーキャー、その一杯一杯ぶりがリアルでいい。

 でその塔子を完璧無視しながらも実は庇ってやってる寡黙な鷹野主任、これがあの激情型専門かと思われた青木さんがやるから、なんか見応えがある(笑)。
 絵作りはハリウッド映画のミステリーサスペンスってかサイコ系をかなり強く意識してるみたいなんだけど、いかにも影響されてますって感じじゃなくて、かなり消化されてて見てて違和感なし、楽しめました。

 PS おーっと書き忘れ。刑事7人・第7話。

 水田刑事(倉科カナ)に、暴力的に扱われる度、嬉しそうな表情を浮かべる鈴木浩介氏演じる永沢刑事の演出が面白かった。永沢刑事は前回のエピソードで「環様」と失言してしまい、同僚の刑事に性癖を看破されている。小ネタと呼ぶには憚られる笑いをまぶした性的な擽り。

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