天使と悪魔-未解決事件匿名交渉課-最終回
天使と悪魔-未解決事件匿名交渉課-が最終回を迎えました。
剛力フェチとして、だらだらと最後まで視聴を続けてしまったワケで、こうなると、最後ぐらいは念仏を唱えてあげないととゆー感じで感想書いてます。
って、本当の所、そんなに悪い出来ではなかったです、このドラマ。
むしろ、もう少し日の目が当たってもって感じですかね。
初回から2/3作目位までは、方向性が決まらなくて「何やってるの?」って感じだったんだけど、主人公の重きが茶島龍之介(渡部篤郎)に移って、司法取引という設定に乗っかった「話作り」自体に、拘りだしたのが結果的に良かったのかな?
当初、クロコーチ路線で行く方が良いって思ってたんだけど、話の練り方がそれを上回ったって感じ。
でも剛力彩芽の必然性は殆どなくなってたけど(笑)、彼女、マジメだからそれなりに演技も頑張ってたし、このドラマでは「ゴーリキだから駄目」レベルは一応卒業したんじゃないかな。
最終回はそれとシンクロしたてみたいに、玉砕覚悟で己の正義を貫こうとした茶島が、蒔田の純情捜査のお陰で起死回生した話運びになってたし。
でもさ・茶島は「ホントはいい人」で、ある事件をきっかけにして検事から悪徳弁護士になったんだろうって予想は当たってたけど、エピソード中、何度も語られてた、茶島の裏取引ボロ儲け話は結局どうなったのかな?
それだけは、ちゃんと描写しておいて欲しかったな。
それもデマ・誤解の類で、茶島は純粋無垢のヒーローだったってゆーのと、やっぱダーティな部分もあっての茶島なのかで、上下えらい違いだし。
まあ脚本書いてる人が回毎違うから、継続しきれない人物設定・背景とゆーか、そーゆーのがあるんでしょうが。
折角、渡部篤郎さん最終回ではここぞ言わんばかりに、「ホントは真剣真面目な茶島」の顔演技してたので、一言書いときましたヨ。
さてお次はヤメゴクですかね~、それにしても最終回前の大島優子、気合い入ってましたね。
剛力彩芽だって充分頑張ってるんだけど、気合い入れても大島優子みたく「気が飛ばない」のはなんでだろうと思います。
だから実質、作品の方は、三ヶ島やってる北村一輝の演技力が多くを支えてるんだけど、「天使と悪魔」の渡部篤郎と剛力彩芽みたいなバランスにはならない。
あっ、話の方は、なんかよく判らないですね。
構造的に主人公麦秋の言動は「理解は出来るけど腑に落ちない」、脇である三ヶ島の言動は「弱点だらけだけど腑に落ちる」という、かなり無理な対比構造で進んで来てて、それが、ここに来ても「なる程ね、これがやりたかったのね」って感じで生きてこないんだもん。
そんでもって橘勲が、麦秋に輪を掛ける位、良く判らない描かれ方してるし。
橘勲が語る「親と子」をたとえ理屈上でも理解できる視聴者っているのかなぁ。
これ、最終回になって一気に「なるほど」ってなるのかしらん、、。
それにラス前の1本だけみたら、この話って麦秋と三ヶ島のラブストーリーだったの?って感じだし。
SPECの時の当麻紗綾と瀬文焚流の2番煎じを狙ってるんだろうか?あれも良く分かんなかったけど、最後にはそれなりの過程があったから、一応「お前と俺とは同期の桜」的恋愛になってましたが、ヤメゴクはちょっと無理筋のような、、、。