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ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

仮面ライダードライブ 第27話「詩島剛が戦う理由はなにか」

 剛君の秘密って、お父さんがあの蛮野博士だったのねー。

 詩島姓なのには、又、因縁があるんだろうな。

 今回の「霧子ビンタ」だって、その辺りの事情説明に上手く絡んでいくんだろうけど、この力技の唐突スピード展開、最近何処かで見たことがあるような?

 そう、中島かずき脚本による「キルラキル」(笑)。

 纏流子の母親が鬼龍院羅暁だったり、父親の纏一身が実は変身後(笑)の鬼龍院装一郎だったりとゆー、アレですね。

 それでもって、三条脚本が中島かずき脚本の親戚筋だとするなら、剛が蛮野博士に対して持っている認識が誤解だったり、それを教えてくれるのがチェイサーだったりといった展開になりそうな予感がするんですが。
 確かに、三条脚本と中島かずき脚本には共通項がある。

 それはつまり「自分が描きたくない事は、すっ飛ばす」傾向があって、両者とも、爽やかで「熱い粘液質」である(笑)。

 ただ三条脚本の場合は、中島かずき脚本ほどなんでもかんでも「すっ飛ばす」事はなく、それなりに物事の推移の整合性については気を遣っているようですが。

 って、例によって脚本分析重視の感想になっちゃったけど、今回は俳優さん達の演技がノリノリでしたねぇ。

 仁良課長やってる飯田基祐さん、サイコー!!ある意味、MOZUに見せた吉田鋼太郎さんの「キレキレ」に、肉薄してると思いますよ。 それと、新婚りんなと追田刑事ね、なんなのアレ、似合いすぎ(笑)。

 鶴ちゃんの本願寺課長に至っては、完全に時代劇の同心とか刑事役で出てる時の顔でしたね。

 煮えたぎる進ノ介を静かに押さえる上司・・このシーンだけで「ドライブ」に鶴ちゃんを迎え入れた値打ちがある、みたいな。
 それと特撮面の演出では、シンゴウアックスが「トマーレっ」状態の時に、チェイサー用ライドブースターが援護射撃に入るシーンとか「萌え~」ですね。

 このシーンが、マッハを救出しようにも変身できないジレンマに陥った進ノ介のピンチを救いに、颯爽と現れるチェイサーに繋がってる所も渋い。

 こーゆーヒーロー登場の定番をなんの「照れ」もなくスパッと25分の枠の中に入れる、、いいなぁ。

おまけ

 お試しその5 「天使と悪魔-未解決事件匿名交渉課-」
 

 これも彩芽フェチで、ついつい引っ張られて第3話まで見てしまいましたが、なんだか「異変」が起こっています。
 いえ異変と言っても、剛力彩芽の演技が急に良くなったとか、そういうのではなく「作り」上の変化です。

 今日のドライブの感想でも書きましたが、脚本とか番組の制作姿勢で、普通のドラマ作りで定番とされる要素を「すっ飛ばし」て、やりたいこと、見せたいこと、言いたいことを強く見せるって手法があるわけですが、第3話の「天使と悪魔」もそうでした。

 特に茶島と蒔田のかけ合いが見せ場でもなく、派手なアクションがあるワケでもなく、特別ゲストの素晴らしい名演技があるわけでもなく・・・それでも何故か一応、ビターだけれど良い話に仕上がっているんですね。

 まあ敢えて言えば、テーマは「悔恨」でしょうか?それを「天使と悪魔」の二つの局面で見せるみたいな。

 結果は「大味過ぎる心理劇」みたいな妙な仕上がりになってましたが、新しいと言えば新しいです(笑)。

 でも大きな問題があるんですよねぇ。こんな作りだと剛力彩芽がキャスティングされている意味がない(笑)、蒔田は他の女優さんでも、いやもっと言えば「女優」でなくても男優でもいい。

 「ビター・ブラッド」と被っちゃうけど、蒔田役は佐藤健でも全然大丈夫。

 そのくせビジュアル的には、やたら剛力彩芽の顔のアップが多いんですけど、このドラマ・・・でもそれは全然、意味がない(笑)。

 なんなかんな言っても、さすが「年の功」って奴で、辛うじて渡部篤郎の茶島は必然性を保っていますが、ほんと第3話なんかのドラマ作り手法では、剛力彩芽の必然性がまったくない。

 ってか、先に書いたように、男優でも良い位なんだから、なんか剛力彩芽が可哀想な感じ。

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