saienji's blog プププのプゥだぜぃ

ニューハーフな心で世界をおしおきよ!!

仮面ライダードライブ 第8話 「その胸に宿る秘密とはなにか」

 今週のエピはかなり面白かった。ただしストーリー展開がどうとか、そーゆーのじゃなしに、絵図ら展開のリズム感ってか、テンポが楽曲的になっててそれが楽しめたって感じ。

 敵に対峙する丸腰の進ノ介の背後からトライドロンがドバーッと走り寄って来て、ベルト装着、そして「変身」ポーズへの流れ。いいなぁ。

 それとか、ドア銃登場の下りで、ベルトさんが見せる進ノ介ネーミングセンスへの疑問とか、半ドアじゃ弾丸装填出来ないし!だとかの諸々のくすぐりがライダーアクションの前後に挿入されて、見てる方はニヤニヤしながら頭空っぽで画面を楽しんでる。

 ・・あっ、このジョークをさりげに入れてサクサクとアクションを進めるこの感じ、ハリウッド謹製のアメコミムービーとかに時々出てくるんだよな。

 ライダーもここまで来たんだぁと妙な感慨を覚えちゃった。

 勿論、これはドライブのノリだから出来る事で、これが出来る過去のライダーシリーズって余り思い浮かばない。
 ドライブの場合、テーマ展開上の「正義とは、ヒーローとは」とか「事件解決」とかの要素は、「警察官」って概念で既に担保されてる部分が多いから、そこに投入しなきゃならない労力は省けててそれで身軽になった分、違う事が出来るんだよね。
 霧子が進ノ介の本当のバディになりたくて、進ノ介の元バディ早瀬に変則的な嫉妬(早瀬を紹介してくれない信之介を責める)を抱くなんて、微妙な小ネタを追える脚本展開を可能にした仮面ライダーシリーズがかってあっただろうか?いやない!(笑)。

 まあ話の本筋の方は、特撮冒険モノの王道を行ってて、チェイサーは只の悪役じゃなくて訳ありだったりとか安定感バリバリだから、この方向でいいんじゃないかと、、、にしても今回、ベルトさんがジリジリ這いながらでも自力で動ける事とか、私服着てる霧子がやっぱり半端なくモデル的な美貌に溢れてるのが再確認されて良かったヨ。


PS 菅原文太さん訃報のニュース。高倉健さんに続いてだったので、ちょっと吃驚した。

 高倉健さんはchikaの中では既に半ば伝説化した人だったから訃報を知っても、「伝説の上書き」って感じだったけど、菅原文太さんの方は、その政治的な(あくまでも「的」、そこが重要)動きもあって、まだまだもっと社会的に動いて欲しかっただけにとっても残念です。
 chikaの小説「激走!!まぼろしトラック」の主人公である斬馬仁は、映画『トラック野郎シリーズ』の星桃次郎が下敷きになってます。

 「まぼろしトラック2」で登場する斬馬仁の若き日の姿「赤達磨」は、映画「仁義なき戦い」の中の菅原文太さん。

 でも小説で描かれる主な斬馬仁の容姿は年齢を重ねられた菅原文太さんのモノなんです。
 そして斬馬仁の、破天荒に見えるけど実は頭が良くて、リベラルで、とってもチャーミングな生き方も菅原文太さん譲りなんですね~。
 菅原文太さんのご冥福を、、。

 

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