仮面ライダー鎧武 第47話「変身!そして未来へ」
鎧武については、「作品」そのものよりも「脚本作り」について反面教師的に諸々考えさせられる所が多くあったので、最終回後にはまとまった感想を書こうと考えてたんだけど、お仕事の方が詰んできて後回しにしてたら、すっかり熱が冷めちゃった(笑)。
まあ、どーしても気がかりなら、時期がずれても書いてるはずなので、それをしないってのは虚淵玄脚本の失敗から学べる事もそのテードだったって事なんだろうなと。
それに何より大きいのは次の「仮面ライダードライブ」への期待。
ライダーが「警察組織」に絡んだのは「クウガ」と「アギト」だったけれど、サブでないど真ん中の主人公が警官そのもの・・ってのは今回が初めて。
これは「ライダー」というヒーローを捉える軸としては、画期的(虚淵脚本は「画期的」の意味を間違ってた)。
これがあるのになんで今更「鎧武」の事をグチャグチャ書く必要があるのかと(笑)。
でもまあ、最終回の感想を書かないと気持ちが悪いので、サラッとだけ。
鎧武の最終回を観て、ウィザードの最終回構成を思い出した。 ウィザード、最後の2週は曽川昇さんだったでしょう。
きだ氏を中心とした本筋の展開は一旦閉じておいて、最後はいわゆる仮面ライダーらしい希望の持てる締めくくりでフィナーレ。
まあそれがあるから二つ手前の実質最終回はメイン作家のこだわりが効いた多少のビターエンドでも、お許しが出るみたいな。
実際、放映回の調整も簡単だろうからこのパターンが、今後のライダーシリーズの一種のお約束になって行きそうな気もするけど(笑)。
今回の鎧武だって、自分の脚本への拘りが強そうな虚淵氏も、身内の鋼屋ジン氏だったら多少の事は譲歩するだろうし。
そして実際それなりに、ミッチの処遇除いては、話もスタンダードにまとまっていたじゃない。
まあミッチの許され方だけは、いくら別枠の最終回だからって、今までの40回以上の積み重ねをあまりにもなかった事にしすぎだよね。
バナナの木にオレンジの実がなるみたいな(笑)。